カナダLPIのリモート監視ソフト「Managed Workplace」を利用
日立電サ、節電対策対応のリモート監視「IT Simple Manager」
2011年08月01日 06時00分更新
7月29日、日立電子サービス(日立電サ)はクラウド(SaaS)型リモート監視サービス「IT Simple Manager」の提供を8月1日から開始すると発表した。
IT Simple Managerは、カナダの「Level Platforms Inc.(LPI)」のリモート監視ソフトウェア「Managed Workplace」を利用したサービスで、両社の提携によって実現した。
日立電サでは、本サービスの英語版の提供を2011年4月に開始。さらに、LPIと協力して日本語化に取り組み、日立電サのもつIT機器の消費電力監視における技術・ノウハウを活用した環境監視メニューを本サービス追加・拡充し、このたび本格的に提供を開始することとなった。
IT Simple Managerを使うことで、24時間365日インターネット経由で、
- 各機器の稼働情報
- システム構成
- リソース情報
- 通報履歴
- OSのセキュリティパッチの適用状況
- ウイルス対策ソフトウェアの適用状況
などを「お客さまポータルサイト」を通じてリアルタイムに一元管理できる。さらに、装置異常時などのメールによる自動通報機能により、監視業務に関する管理工数の削減および障害対応の迅速化を可能にするという。加えて、環境監視メニューの拡充により、温湿度や電流、電力量などを見える化し、ユーザー環境の節電対策を支援する。
監視対象装置へのエージェント導入は不要で、既存のサーバーに専用ソフトウェアをインストールするだけで、リモート監視が利用できるのも大きな特徴だ。
価格は、監視対象機器1台あたり月額1050円から(税込)。初期費用は不要だ。