Lenovo Ideaシリーズ大研究 第13回

AV機能が充実したタッチパネル内蔵液晶一体型デスクトップPC

IdeaCentre A700 (1)──後ろ姿も決まる、美形パソコン

こだわりの質感、画面の美しさと音の良さを追求

抜き差しが多い端子は側面（左側）に独立して置かれている。赤色のB-CASカードはデジタル3波対応

　A700を正面から観てみよう。ツルツルと光沢感のある黒縁の下にスピーカーを配置しブラックの本体は、最近の薄型テレビに多くあるような洗練されたデザインだ。

　日常的に抜き差しする各種端子は本体の側面に効率よくまとめられている。画面に向かって座った場合、右側に来るのがスロットインタイプのDVDドライブ。

　左側にあるのが、USB端子、ヘッドフォン端子、メモリーカードスロット（SDメモリーカード、メモリースティック、xDピクチャーカードなど5種類に対応）など。すべて本体の下側、手の届く位置にあり、慣れてくればいちいち左右に回り込まずに使えるだろう。

　液晶額縁の上部にはウェブカメラとマイクが用意されているので、ビデオチャットなどにも便利だ。

　本体正面・ディスプレーのすぐ下の部分には、白色LEDで光る、タッチセンサー式のボタンが配置されており、ここで電源のオン／オフや無線LAN、Bluetoothの通信状況の確認、音量や画面の明るさ調整などがクイックに行える。

背面にはアンテナ入力、ビデオ／音声入力、USB 2.0×4、有線LAN、光デジタルオーディオ出力、HDMI×2などが並ぶ

白色LEDを採用し、スタイリッシュな印象を与えるタッチセンサー式ボタン。電源を入れると光り、指で触れて操作する

　液晶画面下にはダウンライトとスピーカーが内蔵されている。操作時に手元が暗いときにダウンライトをオンにすれば、キーボードの部分がボンヤリと照らされる。照明を落とした室内でも、キートップ表記を確認できる。

暗い室内でも手元を明るく照らすキーボードライトも装備している

ディスプレー部分の下側にはJBL製スピーカーを装備。音の良さにもこだわった製品だ

　音質も同製品のこだわりのひとつ。米国の有名ブランド・JBL製スピーカーが採用されている。また、2台のスピーカーでもサラウンド（音の広がり）感を得られ、しっかりとした低域を出せるDolby Home Theater機能も用意されている。

　本体の背面パネルはアルミ製で、側面から見ると下半分が壺のように膨らんだ形状になっていることが分かる。本体下部には、マザーボードや各種ドライブ類が入っているため、ある程度の厚みが必要であるのがその理由だが、上部に向かって柔らかなカーブを描きながら、薄くなっていくため、非常にスマートに見える。

背面は美しいヘアライン処理。下に向かって緩やかに厚みが増していく。排気口の形状なども独特だ

　背面パネル表面はヘアライン処理されているほか、“Lenovo”のロゴが削り出しの鏡面処理になっていたりとデザイン的なこだわりも相当なものだ。また、内部の熱を逃がす排気口も独特の形状で削り出されており、高級感とセンスの良さを感じさせる。