英字キーボードで快適入力
今回試用した「Idea Pad U260」は、珍しく英字キーボードを搭載したモデルだ。このため同梱のマニュアルでは、デバイスマネージャによってキーボードの種別を、「標準PS/2 101/102キーボード」に変更するよう求められる。英字キーボードといっても日本語入力はきちんとできるから、かな入力ができなくなる以外に特に困ることはない。日本語キーボードの「変換」「無変換」キーを多用していた人は戸惑うかもしれないが、ローマ字入力でスペースバー変換をしていた人なら、特に問題なくすぐ使える。
このキーボードは、最近のレノボ製ノートPCで採用されるようになった、「AccuTypeキーボード」だ。滑らかで光沢ある仕上がりが特徴だが、アイソレーションタイプでキーの高さと間隔がモデルごとに最適な位置に設計されている。「Idea Pad U260」では、キーピッチ(キーの中心から中心までの間隔)が実測で約19mmと、デスクトップPCのフルキーボードにも匹敵するスペックとなっている。
実際にキーボードを使って文章などを入力してみると、ストロークも十分に深くて打ちやすい。キータッチもコンパクトなノートPCにありがちな、「ペチペチ」した打鍵感ではなくしっかりした印象だ。
またこのキーボードには、中からの排気を通すのに外から内部へ水を通さない「呼吸する」素材が使われている。透湿防水素材といえるもので、通気性があるため内部の熱をキーボード面からも排出できる仕組みだ。ただ、キーボードが防水構造といっても、その他の部分は防水ではないので注意してほしい。
キーボードの打ちやすさをサポートするモノとして、ちょっとしたことだが本体下部の「スマートパッド」がある。手前側には「アキュポイント」のようなパッドがあり、奥には大きめのラバーパッドが装備されている。ちょっと移動するときなど、手前側のパッドは簡単に移動できるが、奥のラバーパッドは適度な抵抗を伴うのがポイントだ。これにより、実際にキー入力しているときの余分な滑りを防止し、快適な角度を同時に実現してくれる。
ポインティングデバイスについては、滑らかな操作感が特徴のマルチタッチパッドが装備される。周囲のパームレスト部は、レザータッチになっているため手のひらの落ち着きがよい。適度な摩擦があるため、長時間使っても快適だ。
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