レノボの「エッセンシャル」シリーズは、必要十分な性能を持っているリーズナブルマシンであることが特徴だ。しかし、その性能は意外に侮れないほど高い。レビュー第2回では、手頃な価格で手に入る快適マシンの性能を試してみよう。
デスクトップ用プロセッサ搭載で実力ばっちり
「Lenovo H330」には、CPUに「Core i3-2100」または「Core i5-2310」を採用した2モデルが用意されている。どちらもデスクトップPC向けのCPUだ。
Core iシリーズにはモバイル向けの製品も存在しており、液晶一体型機ではこちらを採用しているケースも多々ある。ただし、モバイル向けのプロセッサは省電力であまり発熱しないように工夫されている。そのため、同じCore i3とはいっても、ノートPC向けのものより、デスクトップPC向けの方が一般的に高クロックで(動作速度が速く)、高性能だ。
Lenovo H330に搭載されているCPUはいずれも第2世代のCore iシリーズ(通称Sandy Bridge)となる。Core iシリーズ(の一部)はプロセッサにグラフィックス機能を統合しているが、第2世代ではそのグラフィックス機能が強化されている。ハイビジョン動画などの映像鑑賞などがより快適にできるようになったCPUなのだ。
メモリーは標準で4GB搭載されている。実用上は十分だが、より快適な操作感を追究するなら、最大8GBまで増設が可能だ。OSも64bit版のWindows Home Premium(SP1)が標準搭載されている。32bit版のWindows 7では4GBをフルに活用することができない。
HDD容量は500GB。最近のデスクトップPCにしては少なめであるものの、録画したテレビ放送や高画素の一眼レフカメラで撮影した画像をため込むなどしなければ十分だ。本機はTVチューナーを搭載していないし、主目的はビジネスやインターネットになると思う。エンターテインメントマシンではないためか、光学式ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵している。

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