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いま旬のビジネスPC 第22回

PCが自動で電力を節約してくれる

NECの「タイプMG」を試す

2010年11月08日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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Mateの横にある丸い穴にが離席センサー

ユーザーの離席を検知するセンサーを内蔵

 新しくなったタイプMGでは、本体前面に離席センサーを備える。これによってユーザーが席を離れるのを検知し、1秒後に液晶ディスプレーの電源を自動でOFFにする。

「離席センサ設定ツール」の画面

 また、標準では離席してから5分経過すると、PCがスリープ状態に移行する仕組みになっている。なお、「離席センサ設定ツール」を利用することにより、液晶ディスプレーの電源を切るまでの時間は秒単位、スリープに移行するまでの時間は分単位で調節できる。

 そして、席に戻れば自動で液晶ディスプレーの電源が入り、スリープ状態に移行していた場合は復帰する仕組みになっている。試してみたところ、液晶ディスプレーがOFFの状態で席に座った場合、おおよそ2秒ほどで電源が入った。これは、通りすがりの人に反応して省エネモードから復帰しないようにするための配慮で、実際に横を通り過ぎてみたが反応しなかった。


台座はスイーベル構造

 タイプMGの本体サイズは、幅463×奥行き217×高さ434mmと、一般的な19型液晶ディスプレーとほぼ同じ大きさに収まっている。台座の大きさは、おおよそ幅230mm×奥行き210mm(筆者計測)で、この上にキーボードを収納することもできる。

本体右側面には光学ドライブ、音量調節ダイヤル、USB 2.0端子がある

左側面は輝度調節ダイヤル、マイク端子、ヘッドフォン端子、USB 2.0端子がある

 また、台座は左右85°に回転(スイーベル)できる構造になっている。このおかげで、自分の方向に向けてPCを操作した後に相手に見せることができるので、会議室や受付用途はもちろん、不動産や保険のシミュレーションなど、顧客と対話しながら使いたいときにも役立ちそうだ。

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