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いま旬のビジネスPC 第20回

月額3000円でイー・モバイル回線が使い放題

USIMスロットを搭載した「Vostro 3500」を試す

2010年10月11日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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基本構造は発売中のモデルを踏襲

 基本的な構造は発売中のVostro 3500と同様で、液晶ディスプレーは15.6型ワイド、解像度は1366×768ドットとなっている。液晶パネルは蛍光灯などの映り込みが少ない非光沢のものを採用している。15.6型ワイドということを考えると解像度は低い。小さい文字やボタン類が大きく表示されるので視認性が良い反面、特に縦方向が狭く、ウェブページを閲覧する際は物足りなさを感じるかもしれない。

CO-1のデスクトップ画面。IEとスタートメニューを開いていた様子

 天板やパームレスト、側面部などはマット加工されているので、指紋が目立ちにくいのは好印象だ。キーボードのキーのうち、右手側のキーを押すと「Enter」キーが振動して音を立てるのは残念なところだが、パームレストは広くて使いやすい。

 独自ユーティリティー「Dell タッチパッド」により、タッチパッドは縦スクロールのほか、横スクロールにも対応しているので、横長のエクセルシートなどでも楽に移動できる。

音量調節などは、キーボード上部のタッチ式ボタンで行える

 なお、発売中のVostro 3500と異なり、Cel-1とCO-1の2モデルはBTOに対応しない。そのため、指紋認証センサーやバックライト付きキーボードなどは付けられない。

 ただ、仕様が固定されていることからデル特急便に対応している。通常、同社製BTO対応PCの納期は10日~2週間程度だが、デル特急便では入金確認後、翌営業日に出荷するサービスだ。

 イー・モバイルのUSIMカードはPC購入後に、PCとは別途発送される。

PC購入後に送られてくるUSIMカード

開くとUSIMカードがある


USIMカードを差すとすぐにネットが使える

 それでは早速、PCのセットアップをしていきたい。まずは、バッテリー装着部分にイー・モバイル専用のUSIMスロットが装備されているので、別途送られてきたUSIMカードを挿入する。

バッテリーを外すとUSIMスロットが露出するので、ここに挿入する

 USIMカード挿入後にPCを起動すると「EMOBILE HW ユーティリティー」画面が開く。接続パスワードやIDなどは出荷時に設定されているので、あとは「接続」ボタンをクリックするだけでインターネットにつなぐことが可能だ。

「EMOBILE HW ユーティリティー」画面

パスワードやIDは設定済みですぐに使える

 もちろん、6ヵ月の無料使用期間が終了したら、更新サービスにより継続して使用することもできる。更新料金は4万8000円で1年間使い放題となる。なお、無料使用期間や更新サービスの契約期間が終了する2ヵ月前に申し込めば「早割サービス」が適用され、3万6000円で更新できる。ただ、早割サービスの対象となるのは、2011年3月末までに購入したPCに限られるので注意したい。

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