基本構造は発売中のモデルを踏襲
基本的な構造は発売中のVostro 3500と同様で、液晶ディスプレーは15.6型ワイド、解像度は1366×768ドットとなっている。液晶パネルは蛍光灯などの映り込みが少ない非光沢のものを採用している。15.6型ワイドということを考えると解像度は低い。小さい文字やボタン類が大きく表示されるので視認性が良い反面、特に縦方向が狭く、ウェブページを閲覧する際は物足りなさを感じるかもしれない。
天板やパームレスト、側面部などはマット加工されているので、指紋が目立ちにくいのは好印象だ。キーボードのキーのうち、右手側のキーを押すと「Enter」キーが振動して音を立てるのは残念なところだが、パームレストは広くて使いやすい。
独自ユーティリティー「Dell タッチパッド」により、タッチパッドは縦スクロールのほか、横スクロールにも対応しているので、横長のエクセルシートなどでも楽に移動できる。
なお、発売中のVostro 3500と異なり、Cel-1とCO-1の2モデルはBTOに対応しない。そのため、指紋認証センサーやバックライト付きキーボードなどは付けられない。
ただ、仕様が固定されていることからデル特急便に対応している。通常、同社製BTO対応PCの納期は10日~2週間程度だが、デル特急便では入金確認後、翌営業日に出荷するサービスだ。
イー・モバイルのUSIMカードはPC購入後に、PCとは別途発送される。
USIMカードを差すとすぐにネットが使える
それでは早速、PCのセットアップをしていきたい。まずは、バッテリー装着部分にイー・モバイル専用のUSIMスロットが装備されているので、別途送られてきたUSIMカードを挿入する。
USIMカード挿入後にPCを起動すると「EMOBILE HW ユーティリティー」画面が開く。接続パスワードやIDなどは出荷時に設定されているので、あとは「接続」ボタンをクリックするだけでインターネットにつなぐことが可能だ。
もちろん、6ヵ月の無料使用期間が終了したら、更新サービスにより継続して使用することもできる。更新料金は4万8000円で1年間使い放題となる。なお、無料使用期間や更新サービスの契約期間が終了する2ヵ月前に申し込めば「早割サービス」が適用され、3万6000円で更新できる。ただ、早割サービスの対象となるのは、2011年3月末までに購入したPCに限られるので注意したい。
この連載の記事
-
第39回
デジタル
堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」 -
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ