Smart Mobile Managerでの端末管理
Smart Mobile Managerは業務用モバイル端末を管理するためのツールで、現在開発が進められている。iOS、Android、Windows Mobileなどのモバイル端末をネットワーク経由で統合管理するもので、遠隔でのロックや初期化、設定や機能の制御、インストールソフトの管理、バックアップやリストアなど幅広い機能が提供される予定。2010年11月のサービス開始時は、iPadのリモートワイプ(遠隔データ消去)のみ無償提供され、2011年3月以降に機能を拡充し、正式サービスを提供する予定となっている。
IIJのサービスをiPadのために総動員
発表会では、XenApp経由でのアプリケーション利用、Smart Mobile Manager経由でのiPadやExperiaの遠隔データ消去など幅広いデモンストレーションが行なわれた。
IIJ GIOスマートモバイルソリューションは、iPadのセキュアな業務利用という目的に対して、IIJ自身がiPadの販売代理店となり、さらにIIJの各種サービスを総動員して構築したソリューションとなる。iPadに限らず、幅広いモバイルデバイス、スマートフォンでの業務活用に有効だが、各種のサービスを積み上げた結果として高価でオーバースペックになる可能性もはらんでいる。閉域網接続のメリットやアプリケーション配信の使い勝手といった価値がユーザーにどれくらい評価されるかが、サービス普及の大きな鍵になる。
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