撮影間隔や連写機能をチェック
まずチェックしたのは撮影間隔。今回は縦画面のまま、シャッター/撮影ボタンを押してから、[撮影終了]→[保存]→再度[シャッター/撮影ボタンを押す]という一連の作業を計測した。N-04Bと945SHは撮影間隔にこだわったモードがあるので、別途計測している。
またプレビューなどの確認をオフにするとともに、自動保存を選択した際に撮影間隔がどの程度短縮できるかも見てみた。起動時間はカメラ機能をオンを押してから「シャッター/撮影ボタン」の表示が出るまでの時間を計測。「最適な画像を連写で撮影」は連写の機能を利用する際に、明るさや色を自動調整をした画像が撮影できたり、連写した画像の中からキレイに撮れた画像を自動で選んでくれる機能があるかを見てみた。
撮影間隔 | 保存確認オフ時 | 起動時間 | 最適な画像を連写で撮影 | |
---|---|---|---|---|
ドコモ「N-04B」 | 5.2秒 | 4.3秒 | 1.4秒 | ―― |
同(クイックショット) | 0.8秒 | |||
ドコモ「P-04B」 | 4.3秒 | 3.3秒 | 1.0秒 |
おまかせチョイス、 オートブラケット |
ドコモ「P-06B」 | 4.4秒 | 2.9秒 | 0.9秒 | |
au「S003」 | 5.6秒 | 4.8秒 | 2.0秒 | おすすめBestPic |
au「S004」 | 4.6秒 | 4.0秒 | 2.6秒 | ―― |
au「CA005」 | 5.1秒 | 4.3秒 | 2.7秒 | オートブラケット、パスト連写 |
ソフトバンク「945SH」 | 7.0秒 | 6.8秒 | 1.4秒 | ベストセレクトフォト、ブラケット |
同(すぐ撮りカメラ) | 2.8秒 | 2.1秒 | ||
ソフトバンク「941SC」 | 8.7秒 | 4.1秒 | 2.7秒 | ―― |
つづいては最後は連写機能自体のスペック比較だ。
最大連写枚数 | 連写最大サイズ | |
---|---|---|
ドコモ「N-04B」 | 20枚(QCIF) | フルスクリーン(480×854) |
ドコモ「P-04B」 | 20枚(QCIFほか) | 3メガ(1536×2048) |
ドコモ「P-06B」 | 20枚(QCIFほか) | 3メガ(1536×2048) |
au「S003」 | 9枚 | 12メガ(おすすめBestPic) |
au「S004」 | 9枚 | フルワイド(480×854) |
au「CA005」 | 30枚(壁紙・フルワイド) | 13メガ(3096×4128) |
ソフトバンク「945SH」 | 100枚(QVGA) | 12メガ(3000×4000) |
ソフトバンク「941SC」 | 9枚 | 壁紙(480×800) |
上記の表を見ると、N-04Bのクイックショットは次々に写真を撮る場合には断然の速さだとわかる。945SHの「すぐ撮りカメラ」も健闘した。とはいえ他の端末も保存確認さえオフにすれば、撮影間隔が短くなった。
連写枚数は945SHがダントツ。しかも秒間45枚も連続撮影が可能だ。また連写可能な画像のサイズだが、待受(壁紙)サイズが多い中、CA005と945SHは最大サイズでも撮影できた。なお実際の使い勝手などについての印象は以下にまとめた。
普段の撮影をサクサク撮りたい人向け
ドコモ「N-04B」
表からもわかるとおりに連写機能は標準レベル。「フルスクリーン」(480×854ドット)モードで撮影する場合は4枚連写である。普通に1枚1枚シャッターボタンを押して撮るなら、「クイックショット」が圧倒的に便利だ。バックグラウンドで保存しながら撮影が続けられるのだが、写真のサイズが13メガでもOK。ただしサイズが大きくなると撮影間隔が3秒くらいになってしまう。それでも通常のカメラモードである「フォトモード」より速い。
なお手ブレ補正をオンにして使うと遅くなる場合があるそうだが、今回は被写体は動かない小箱だったので、テスト中に手ブレ補正のオン/オフで差を感じることはなかった。クイックショットは通常の撮影中に左下の「*」キーを押すと、すぐに切り替えられるので使い勝手の面でも優れている。
実際に使ってみればほぼ同じ
ドコモ「P-04B」「P-06B」
P-04BとP-06Bは同じパナソニックモバイルのケータイで、機能も共通しているのだが、スペック上は細かく違いがある。高速起動の時間がP-04Bは約0.8秒、P-06Bが約1.1秒となっている。だがこの差は実感するほどではなかった。ただN-04Bの起動時間である約1.4秒と比べると、ワンテンポ速いという印象はあった。
連写機能に関してはP-04Bが3メガサイズで8枚連写なのに対し、P-06Bは同サイズのときで6枚まで。わずかな差である。どちらかというと気になったのはフォトモード時の連写機能を使うときの操作。まずカメラモードを「フォトモード」(「デジカメモード」と比較すると画像サイズが低くなる)に設定し、さらに連写モードを選んでから、連写設定をする必要がある。
なおフォトモードの連写モードにはオートブラケットが用意されている。オートブラケットでは、セピア色、白黒写真といった加工を施した写真を加えて、9枚撮影できるので、雰囲気の違う写真を気軽に撮ることができる。一方デジカメモードではオートブラケットはなく、代わりに「おまかせチョイス」(連写で撮影した画像の中でキレイに撮れた画像を教えてくれる)が使える。というわけで、カメラモードごとに機能差があり、どちらかのモードばかり使っていると機能の存在自体に気づかないかもしれない。
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