“変態”マザーから最新マザーまでを振り返るASRockイベント開催

文●池座 優里

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 本日18日(土)、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にて、マスタードシード主催によるユーザーイベント「ASRock新製品お披露目会」が開催された。ASRockとしては国内初となるユーザーイベントで、さらにASRock製マザーボードなどが当たる「ビンゴ大会」が行われることもあり、多くのユーザーが来場した。

会場

CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にて、マスタードシード主催の「ASRock新製品お披露目会」が開催。国内初のユーザーイベントということで展示にも気合が入っており、現在発売中のマザーボードがずらりと壁一面に展示されていた

Blu-ray再生も3Dゲームも可能な
ハイスペックHTPC「Vision 3D」

「Vision 3D」

容量2.8リットルの小型筐体を採用したHTPC「Vision 3D」。CPUに「Core i5 520M(2.4GHz)」、ビデオカードに「NVIDIA GeForce GT425M」を採用し、Bly-rayの再生や3Dゲームにも対応する。アルミを採用する筺体デザインもなかなかの出来栄えだ

 イベントでは、同社のマザーボードの歴史から、現在販売中のフロントUSB3.0採用マザーボードシリーズ、新型HTPC「3D Vision」などの展示、解説が行なわれた。
 ASRockというと、どうしてもマザーボードのイメージが強いが、最近ではHTPC市場にも力をいれている。既に、モバイル向けCPU「Core i3-330M(2.13GHz)」を搭載したHTPCベアボーン「Core 100HT」シリーズが販売されているが、今回のイベントでは「Core 100HT」の上位バージョンとなる「3D Vision」シリーズが紹介された。
 「3D Vision」はサイズ70(H)x200(W)x200(D)mm、容量2.8リットルの小型筐体にモバイル向けCPU「Core i5 520M(2.4GHz)」を搭載。メモリはDDR3-1066 2GB×2、HDDは2.5インチ7200rpmの500GB、ビデオカードにNVIDIA GeForce GT425Mを採用、Blu-rayコンボドライブを内蔵しBlu-rayの再生や3Dゲームにも対応するハイスペックな小型HTPCとなる。
 主なオンボードインターフェイスは、ギガビットイーサネット、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、8chサウンド、Serial ATA、eSATA、USB 3.0。I/O部にはDVI/HDMI出力も用意されている。さらにフロントパネルにはUSB3.0対応ポート2基とMMC/SD/MS/MS Proに対応したカードリーダを搭載。10月上旬発売予定で価格は10万円前後という。

内部A
内部B
MXMモジュール

代理店スタッフの協力により内部を見せてもらった。CPUクーラーはブロアータイプのファンを採用。MXMモジュールとなっている「NVIDIA GeForce GT425M」から伸びるヒートシンクも併せて冷却する仕組み。ドライブにはスロットインタイプのPhilips&Lite-on製のBlu-rayコンボドライブとなるDL-4ETSを採用している

「ION 3D」

トークセッションでは「3D Vision」の廉価版としてAtomプロセッサと次世代IONを搭載し、容量2.5リットル筐体となる「ION 3D」も紹介された。こちらは今のところ国内販売は未定ながら、登場が待たれる製品だ

世界初、フロントUSB3.0に対応したマザーボード4種

Intel系

チップセットにX58を採用し、フロントUSB3.0に対応する「X58 Extreme6」(左)とチップセットにP55を採用した「X55 Extreme4」(右)。もちろんSATA3.0(6Gbps)にも対応する

 USB3.0に対応するマザーボードは既に多くのメーカーから発売されているが、マザーボード上のピンヘッダの策定が完了していないため、いずれのメーカーもバックパネルに搭載したモデルしか販売していないのはご存知の通り。
 そんな中、ASRockは「P55 Extreme4」を皮切りにフロントにUSB3.0を搭載する3.5インチベイ用のキットが付属するマザーを次々に発売している。フロント用ピンヘッダはドラフト仕様に従った配置になっているとのことで、今後業界標準になるかは現段階では未定とのことだが、わざわざバックパネルに手を伸ばさなくても差し替えが出来る点で非常に有効なのは間違いない。

AMD系

こちらはAMDプラットフォーム向けで、890FXを採用した「890FX Deluxe4」と890GXを採用した「890GX Extreme4」。両モデルともSB850を採用するためSATA3.0(6Gbps)にも対応する

懐かしの「変態」マザーボードが登場

スライド
山田正太郎氏
スライド

トークセッションではマスターシードの営業部 山田正太郎氏の口から「変態」マザー発言が連発。スライドだけでなく、実物も用意されており、当時を知るユーザーからは笑いが、知らないユーザーからはどよめきが起こる場面も

 最近は非常に“おとなしい”印象で、ハイエンド/ミドルエンド向けの堅実なマザーボードを数多く発売しているASRock。しかしながら、かつては「Socket478とLGA775」、「Socket 754とSocket 939」のデュアルソケットモデルや、「AGPとPCI Express」、「DDR2とDDR3」といったデュアルスロットモデルのようないわゆる“変態”仕様のマザーボードを多く販売したことで一躍有名になったメーカーだ。
 今回のトークセッションでは「ASRockの革新的マザーボード開発史」と題して、これまでの「変態」マザーボードがいくつか紹介された。いずれも思わず「懐かしい……」と呟いてしまいそうな製品ばかり。ある意味、新鮮さすら感じるかつての“変態マザー”を改めて紹介しておこう。

「K8Upgrade-NF3」

大型のドーターボードが目を引く「K8Upgrade-NF3」。Socket 754マザーボードながらドーターボードによってSocket 939やSocket AM2へのアップグレードが可能となっている

「4CoreDual-SATA2」

ビデオカードとしてAGPとPCI Expressが利用でき、DDR/DDR2の両方のメモリに対応した「4CoreDual-SATA2」。Core 2系CPUと余ったメモリやビデオカードを組み合わせることが出来るため人気となったモデルだ

「K8 Combo-Z」

Socket 754とSocket 939の2つのソケットを搭載した「K8 Combo-Z」。CPUの切り替えはジャンパピンで行う

「P4 Combo」

Socket 478とLGA 775の2つのソケットを搭載した「P4 Combo」。North BridgeとCPUソケットの周りに大量に用意されたジャンパによってCPUを切り替える無茶ぶり仕様は今見ても驚く

【取材協力】

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