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ニコ動スターが競演! 「ニコニコ大会議2010 夏」レポート

2010年09月05日 12時00分更新

文● 広田稔、盛田諒/ASCII.jp編集部

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6.けったろ「裏表ラバーズ」
作詞/作曲:wowaka(現実逃避P)

 6曲目は、男性の歌い手「けったろ」さんだ。今年の大会議ツアーでは北海道に出演し、息継ぎするのも難しいボーカロイドの早口曲「裏表ラバーズ」を歌いきっていた(関連記事)。

 今回の大会議でも同曲をチョイスし、軽やかに歌い上げる。しかも、早口で酸欠気味になるのかと思いきや、ステージを降りてお客に揉まれながら歌うという余裕も見せつけていた。

けったろさん。歌もパフォーマンスも北海道のステージより大きく成長した印象だ




7.でにろう「嘘つきのメリーゴーランド」
作詞/作曲:クワガタP

 続けては、男性の歌い手「でにろう」さんがステージに立つ。彼はニワンゴと音楽配信サイト「247Music」が共催する歌手オーディション「第1回 ニコ生☆生うたオーディション」に応募し、今年2月の大会議で行われた最終審査まで勝ち上がってきた実力を持つ。JCBホールでは「少女A」「熟女B」という渋い選曲と、15歳とは思えないアダルトな歌声で喝采を浴び、審査員特別賞を勝ち取っていた(関連記事)。

 今回は、クワガタP/←P/Mingnaさんと組んで作った「嘘つきのメリーゴーランド」を選曲。相変わらずのアダルトボイスで力強く歌い上げ、客席を圧倒していた。

でにろうさん。生うたオーディションの最終選考からイメチェンし、見た目がアダルトな感じに変わった




8.祭屋「StargazeR」
作詞/作曲:骨盤P

 ここでようやく女性歌い手のターンに戻り、「祭屋」(さいや)さんが現れる。祭屋さんは、ボーカロイド曲に加えて、ニコニコインディーズでもコンポーザーと組んで「AWAKE!」や「BREEZE」といったオリジナル曲を投稿している歌い手だ。

 ステージでは「StargazeR」をダンス付きで披露。バックスクリーンに映し出された初音ミクと同じ振り付けで激しく踊りまくっていた。

祭屋さん。歌い終わったあとのMCで客席に「どうでしたかー?」と問いかけると「かわいー!」と返されていた




9.うさ「SPiCa - HPT ReACT -」
作詞:kentax vs とくP、作曲:とくP

 さらに女性が続いて「うさ」さんが登場する。うささんは、安定した歌声と伸びる高域が魅力の歌い手で、先の大会議ツアーでは大阪会場の飛び入りゲストとして参加していた(関連記事)。

 曲は星をテーマにした「SPiCa」。宇宙を思わせる青いスポットライトの中、バラードアレンジをしっとりと歌い上げるその声に会場の全員が聞き惚れる。歌が終わったあとには、星つながりで、ニコ生で放送した、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に戻ってきた際の映像がスクリーンに流された。

うささん。白い衣装が青のライトに映える




10.野宮あゆみ&のある「Starduster」
作詞/作曲:Oneroom(ジミーサムP)

 続けて同じ宇宙をテーマに、はやぶさの生中継でエンディング曲としても流れた「Starduster」が歌われる。舞台に立つのは、「野宮あゆみ」さんと「のある」さんの二人だ。

 野宮あゆみさんは同人歌手として活動するほか、ミュージカルをネット中継する「ニコニコミュージカル」の1作品に出演することが決まっている(関連記事)。のあるさんはソロでの歌に加えて、演奏してみた出身のバンド「[Mint]」と一緒にカバー曲も投稿している。

 ステージでは、野宮さんが甘く優しい声で歌えば、のあるさんが繊細で伸びやかな声でコーラスに入るといったように、息ピッタリのパフォーマンスを見せる。落ち着いた青いライトの中、観客は二人の熱唱に聴き入っていた。

左がのあるさん、右が野宮あゆみさん





(次ページに続く)



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