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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第30回

新ハイエンド端末「F-06B」はどこまで進化しているのか?

2010年08月16日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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快適さは進化しているのかチェックしてみた

 続いては、F-04BとF-06Bで実際に同じような操作をして、どの程度快適か比較してみた。まずは「タッチパネル」を使った文字入力。それぞれの方式で以下の文章を入力している。ちなみに予測変換は使っていない。ただし手書きは「キャンセル」の部分は半角入力でよいことにした(半角で認識されるため)。また自動確定(手書きをしてから入力文字を確定する時間)は「高速」にしている。

おはようございます。午後の打ち合わせがキャンセルになりました。佐藤さんにもお伝えください。

 さらにタッチパネルのままで、フルブラウザの表示も確認した。今回は待受画面から[MENU]→[iモード/Web]→[ブックマーク]→ASCII.jpを選択し、トップページの画面が表示→さらに画面下へスクロールしてデジタル用語辞典を選択して表示する、という一連の操作全体の時間を計ってみた。

タッチ入力 F-06B F-04B
手書き入力 1分35秒1 2分1秒9
フリック入力 2分5秒8 機能無し
2タッチ入力(縦) 機能無し 2分5秒9
2タッチ入力(横) 機能無し 2分38秒5
QWERTY入力(縦) 2分27秒4 機能無し
QWERTY入力(横) 1分27秒2 機能無し
フルブラウザの表示 1分6秒4 1分10秒1

 確かにF-06Bは速いという結果になった。特に手書き入力はもうメインに使えるレベルにまで達している。ただし注意しなければならない点もある。手書きに関しては、自動確定が「高速」のため、書き終わる前に確定されてしまう文字もあった。画数が多い漢字はあまり使わないか、あえてざっと書いたほうがいいかもしれない。

左がF-06B、右がF-04Bの手書き入力画面。見た目的には同じだが、F-06Bの手書き入力は文字認識がさらに速くなっている

 また期待のフリック入力の結果はふるわなかった。というのも扇状にボタンが表示されるため慣れにくいのだ(iPhoneのスタイルへの慣れもあるのだろうが)。縦画面でのQWERTYキー入力でも同様。QWERTY表示とはいえ、通常のレイアウトと大きな差があるのでどうしても入力しづらく感じる。

F-06BではソフトウェアによるQWERTY入力をサポートする。横画面ではキーの大きさも十分で打ちやすいが、縦画面ではキーのサイズを確保している分、配列がかなり特殊になる。これに慣れるには少々時間がかかるかも

 フルブラウザの表示時間にはあまり差がないように見えるが、F-04Bがタッチ操作の引っかかりが明らかに多く、スクロールがぎこちなく感じた。そのぶんF-06Bは確かに快適になっている。

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