このページの本文へ

いま旬のビジネスPC 第15回

色鮮やかなDreamColorディスプレーを搭載

HP EliteBook 8540wを試す

2010年08月02日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

液晶ディスプレーの色味をチェック

左が720QM/15.6DD/4/500/Professional 7 64モデル、右は前回レビューしたHP ProBook 4525s/CT Notebook PC

 まずはこの製品の目玉となるDreamColorディスプレーの色味をチェックした。くすみがちなノングレアパネルにもかかわらず、非常に鮮やかな発色だ。3DCGのワイヤーフレームなど、細かい線の見分けもつきやすく快適だった。

 DreamColorディスプレーの発色は、付属ツールの「HP Mobile Display Assistant」で調整する。色温度と輝度、色空間を変更可能で、色空間はネイティブ、フル(DreamColorディスプレーの色彩表現を最大にする)、Adobe RGB、sRGB、Rec.601など計7種のプリセットが用意されている。プルダウンメニューから選択するだけで反映されるほか、オリジナルプリセットを作成することも可能だ。

HP Mobile Display Assistantの画面

 また、このツールはそのほかのDreamColor対応製品と組み合わせることで、カラーキャリブレーションできるのがポイント。現在は同社製プリンターが対応しており、HP Designjet Z6100 シリーズ、同Z3100Photoシリーズ、同Z2100Photoシリーズ、HP Photosmart Pro B9180が対応機種となる。

 ただ、HP Mobile Display Assistantで表示されるメニューや文言の一部に文字化けがあり、調整に困る場面もあった。

カテゴリートップへ

この連載の記事