1日投稿しなかっただけで大騒ぎに(31日)
5月31日、ある男性が「1日、ツイッターに投稿しなかった」というだけで行方不明扱いをされ、捜索願いまで出されるという騒動があった。
「行方不明」になった彼の友人によると、彼は待ち合わせの時間に来ず、翌日になっても連絡が取れなかった。彼は毎日100回もの投稿をしていたのに、その日は一回も投稿していない。これをおかしいと感じ、ツイッターで彼の行方を捜しはじめた。
捜索から約半日後、彼自身から「眠くて駅で寝続けてます」という投稿があると、ようすを見守っていたユーザーたちは「安心した」「生きててよかった」「一日中、仕事中もずーっと考えてたんだから」と安堵の声をあげていた。
彼自身は「捜索願い拡散RTが出される→管理会社に連絡される→実家に連絡される→Twitterこわい」と投稿。ツイッターのスピード感にあっけにとられていた。この様子はツイッターまとめサイト「Togetter」でまとめられている(まとめ記事)。
事態を把握したユーザーは「笑えない人もいそう」「一日POSTしないだけで捜索願が出されるついったーこわい」「自分なら1ヵ月ポストしなくても誰も気づいてもらえない程度の能力」と、自分の立場にあてはめた感想をつぶやいていた。
渋谷のカラオケボックスに「USTルーム」、でも歌えません(1日)
だれでもライブ動画中継の配信ができる「Ustreamルーム」が1日、渋谷にあるカラオケボックス「シダックスビレッジクラブ」にオープンした。
Ustreamルームは、カラオケボックスを利用する際に、Ustreamによる生中継ができるノートパソコンを貸し出してくれるもの。同時に5組までが利用でき、料金はルームの室料のみ。シダックスでは、パーソナル放送局やイベントのライブ中継、トークショーやビジネスでの活用といった利用イメージをあげている。
Ustreamに関心を寄せるユーザーたちは「いずれ流行るだろうと構想してたけど、ずいぶん早かったな」「セミナー会場のトレンドとなるか?」「シダックス借りてUSTでモンハン大会とか面白そう」とさまざまな用途に思いを馳せた。
しかし現時点では、著作権上の問題からカラオケの配信はできない。楽器の演奏をする際にも演奏曲の事前申請が必要になる。これについては「カラオケボックスなのに歌えない奇怪さ」「ホワイトリストの曲だけでもカラオケ出来たらイイのに」「著作権が可能性をつぶしているね」と不満気な声もあがった。
ソフトバンク・孫社長の「やりましょう」というツイートから作られたスタジオ「USTREAM STUDIO」に続く形でオープンすることになったUstreamルーム。ツイッターとUstreamの利用頻度が著しい昨今では、欠かせない設備となるだろう。

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