充実のサポートを付加できる
6005 Pro USには、標準保証として1年間の訪問修理サービスとパーツ保障がついている。同社の法人向けモデルは、通常3年のサポートが付いているが、1年に限定することで、初期導入コストを抑えている。購入時に2万2050円を支払えば、最大5年まで保証期間を延長できるので、必要に応じた選択が可能だ。
そのほかにも、故障したHDDを日本HPが引き取ってくれたり、故障したHDDからデータ復旧を試みてくれるサービスが用意されていたりと、サポートメニューは柔軟。SOHOを含めたSMBでの導入では、このあたりも安心できるポイントだろう。
なお、リカバリーはHDDの専用リカバリー領域から実行す仕組みだが、+2100円でリカバリーDVDも入手できる。
堂々巡りの疑問を解消する1台
省スペース性を求める場合、デスクトップではなく、ノートPCを導入するという選択肢も考えられる。ただ、ノートPCでは、液晶ディスプレーが小さく、解像度面でも不満が残る構成になりがちである。複数のウィンドウを広げて作業する、あるいは表計算ソフトで複雑な表を処理するケースでは、やはり大型で高解像度な液晶ディスプレーを使用したい。
デスクトップPCにはディスプレー選択の自由度が高いという利点があり、20型を超す大画面の液晶ディスプレーの価格も数万円で買えるリーズナブルなものになってきている。
こうした場面で有効なのが、6005 Pro USのような超小型PCだ。設置面積も最小限に抑えられる上、用途に合わせて液晶ディスプレーを選べるのは大きなメリットだろう。パフォーマンスや拡張性、価格に関しても、ノートPCや液晶一体型機よりは余裕がある。
さらに6005 Pro USであれば、モニターマウントキットセットモデルを選ぶことで、フットプリントを極限まで最小化できる。コンパクトでありながら、ビジネスユースには何ら問題のないスペックを備えている点も魅力である。省スペースでもパフォーマンスや作業効率に妥協したくないと考えるなら、ぜひ検討したい製品と言える。
今回試用した6005 Pro USのスペック | |
---|---|
CPU | Athlon II X2 B24(3GHz) |
メモリー | 2GB |
チップセット | AMD 785G |
液晶ディスプレー | 22型ワイド(1680x1050ドット) |
ストレージ | 160GB |
インターフェース | アナログRGB、DisplayPort、USB2.0×10など |
サイズ | 幅66×奥行き254×高さ251 |
重量 | 約3.1kg |
OS | Windows 7 Professional |
直販価格 | 11万1300円 |
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