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いま旬のビジネスPC 第8回

机上を占拠するPCからの開放!

超小型PC「6005 Pro US」を試す

2010年06月01日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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充実のサポートを付加できる

 6005 Pro USには、標準保証として1年間の訪問修理サービスとパーツ保障がついている。同社の法人向けモデルは、通常3年のサポートが付いているが、1年に限定することで、初期導入コストを抑えている。購入時に2万2050円を支払えば、最大5年まで保証期間を延長できるので、必要に応じた選択が可能だ。

 そのほかにも、故障したHDDを日本HPが引き取ってくれたり、故障したHDDからデータ復旧を試みてくれるサービスが用意されていたりと、サポートメニューは柔軟。SOHOを含めたSMBでの導入では、このあたりも安心できるポイントだろう。

 なお、リカバリーはHDDの専用リカバリー領域から実行す仕組みだが、+2100円でリカバリーDVDも入手できる。


堂々巡りの疑問を解消する1台

 省スペース性を求める場合、デスクトップではなく、ノートPCを導入するという選択肢も考えられる。ただ、ノートPCでは、液晶ディスプレーが小さく、解像度面でも不満が残る構成になりがちである。複数のウィンドウを広げて作業する、あるいは表計算ソフトで複雑な表を処理するケースでは、やはり大型で高解像度な液晶ディスプレーを使用したい。

 デスクトップPCにはディスプレー選択の自由度が高いという利点があり、20型を超す大画面の液晶ディスプレーの価格も数万円で買えるリーズナブルなものになってきている。

 こうした場面で有効なのが、6005 Pro USのような超小型PCだ。設置面積も最小限に抑えられる上、用途に合わせて液晶ディスプレーを選べるのは大きなメリットだろう。パフォーマンスや拡張性、価格に関しても、ノートPCや液晶一体型機よりは余裕がある。

 さらに6005 Pro USであれば、モニターマウントキットセットモデルを選ぶことで、フットプリントを極限まで最小化できる。コンパクトでありながら、ビジネスユースには何ら問題のないスペックを備えている点も魅力である。省スペースでもパフォーマンスや作業効率に妥協したくないと考えるなら、ぜひ検討したい製品と言える。

今回試用した6005 Pro USのスペック
CPU Athlon II X2 B24(3GHz)
メモリー 2GB
チップセット AMD 785G
液晶ディスプレー 22型ワイド(1680x1050ドット)
ストレージ 160GB
インターフェース アナログRGB、DisplayPort、USB2.0×10など
サイズ 幅66×奥行き254×高さ251
重量 約3.1kg
OS Windows 7 Professional
直販価格 11万1300円

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