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池田信夫の「サイバーリバタリアン」 第114回

Twitterは政治を変えるか

2010年04月21日 12時00分更新

文● 池田信夫/経済学者

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次世代のiPhoneは日本では使えない?

 だが、爆発的な反響が起こったのは次のブログ記事へのリンクがきっかけだった:

 このブログ記事には2000以上のRT(記事に賛同するリツイート)がつき、反響が一気に広がった。この問題について孫氏が、


と原口総務相に問いかけた。これに対して原口氏が次のように答えた:


 今週からは総務省で電波利用についての調査会が始まり、そこでもFPUの問題は話し合われるもようだ。これ以外に、大臣直属のタスクフォースを結成して700MHz帯について再検討する動きもあるという。

 一連の経緯はTogetterにまとめられているが、最初に引用した私のつぶやきからわずか5日で、ソフトバンクの社長から総務相まで、電波の割り当てが「日本の再生」にとって重要な問題だという認識で一致した。まだその結果がどうなるかはわからないが、Twitterで政治が変わることが示されれば、日本の民主主義は再生するかもしれない。

筆者紹介──池田信夫


1953年、京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。1993年退社後、学術博士(慶應義塾大学)。国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は株式会社アゴラブックス代表取締役、上武大学経営情報学部教授。著書に『使える経済書100冊』『希望を捨てる勇気』など。「池田信夫blog」のほか、言論サイト「アゴラ」を主宰。

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