10月28日、アクト・ツーからIntel Mac向け仮想化ソフトの最新版「VMware Fusion 3」のダウンロード発売が始まった(関連記事)。そして、パッケージ版も11月6日に発売が予定されている(Apple Storeで見る)。前バージョンから追加された50以上ある新要素のうち、注目の10機能をピックアップして紹介していこう。
目次
1.Snow Leopard(64bitカーネル)ホスト対応
バージョン2.0.5でSnow Leopard(32bitカーネル)ホストでの動作を試験的にサポート済みだが、バージョン3では32/64bitカーネル上での動作を正式にサポートした。また、単に64bitカーネル上で動作するだけでなく、仮想化エンジン(vmware-vmx)も64bit化され、全体的に64bit対応が強化されている。
なお、バージョン3の対応システムはLeopard(10.5.8)以降で、Tiger(10.4)はサポートされないので注意してほしい。
2.Snow Leopard Server(64bitカーネル)ゲスト対応
64bit対応強化はホスト環境だけではない。バージョン3ではホストマシンが64bitカーネルで起動できない機種であっても、ゲストOSとしてSnow Leopard Serverを64bitカーネルで起動することが可能だ。
通常の仮想PC環境では、ファームウェアとしてBIOS(Basic Input/Output System)が使用されるが、「仮想Mac」環境ではEFI(Extensible Firmware Interface)が使われる。このEFI設定画面を表示させることも可能になった。
このほか、面白いところではヴイエムウェアのハイパーバイザー型仮想化ソフト「ESX/ESXi 4」をゲストOSとしてインストールできるようになっている。