ラネクシーは4日、Mac OS X用の仮想化ソフト「Parallels Desktop 5 for Mac」のダウンロード販売を開始した。パッケージ版は12月4日に発売する。価格は以下の通り(体験版はこちら)。
製品名 | 価格 | |
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パッケージ版 | Parallels Desktop 5 for Mac | 1万1500円 |
Parallels Desktop 5 for Mac 特別優待版 | 7800円 | |
ダウンロード版 | Parallels Desktop 5 for Mac | 8500円 |
Parallels Desktop 5 for Mac 特別優待版 | 6800円 | |
Parallels Desktop 5 for Mac アップグレード版 | 5900円 |
※特別優待版は、旧バージョンのユーザー、Intel製CPU搭載のMac本体またはMac OS Xを同時に購入するユーザー、Parallels Desktop上で動作するOSを同時に購入するユーザー、VMware Fusion/VMware workstation/CrossOver Mac/Virtual PCの製品版を持っているユーザーが購入できる。
Mac OS X上でWindowsやLinuxといったOSを動かすことができる仮想化ソフト。アップルが提供する「Boot Camp」を使ってもIntel製CPUを搭載したMac上でWindowsを動作させられるが、こちらはMacを再起動してWindowsのみ利用する形になる。
一方、Parallels Desktopや、先日発売されたVMWare Fusionなら、Mac OS X上でWindowsを起動するため、例えば、Windows用のアプリをちょっと試したいというケースなどで便利だ(関連記事)。
バージョン5では、仮想化エンジンを改善し、処理速度や安定性が向上したとのこと。また、Windows 7/Vistaの「Aero」が利用可能になった。マルチタッチトラックパッドのジェスチャーを新たにサポートしており、例えば、Windows 7の特徴であるマルチタッチ操作をノート型Macのトラックパッドで実行できる。
このほか、表示モードとして「Crystal Mode」を追加した。Parallelsでは従来より、Windowsのデスクトップを隠してソフトのウィンドウだけを表示する「Coherence Mode」を用意しており、Windows用のソフトをMac用のように見せることができた。Crystal Modeではこれをさらに押し進めて、今まで以上にシームレスに見えるようになったという。
対応機種は、Intel製CPUと1GB以上のメモリー(Windows 7/Vistaでは2GBが推奨)を搭載したMac。対応OSは、Mac OS X 10.4.11以上。