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True Imageからブランド名変更

アクロニス、重複除外対応の「Acronis Backup & Recovery」

2009年11月11日 07時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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11月10日、アクロニス・ジャパンはバックアップソフトウェアの新バージョン「Acronis Backup & Recovery 10」を発表した。データ重複排除や仮想化環境のサポート、集中管理機能など機能の拡充が図られている。

TrueImage+重複除外=Acronis Backup & Recovery

「Acronis Backup & Recovery 10」の解説を行なうアクロニス・ジャパンのプロダクトマーケティングマネジャー甲斐崎由加子氏

 Acronis Backup & Recoveryは、これまで「Acronis True Image」と呼ばれていた製品。多くの機能追加や機能強化が行なわれ、イメージングだけの製品ではなくなったことから、名称変更を行なったという。なお、「9月に発売された家庭用バックアップソフトウェア「Acronis True Image Home 2009」については、「現在のところ、名称変更の予定はない」(アクロニス・ジャパンの甲斐崎氏)。

 Acronis Backup & Recovery 10の新機能である重複除外(重複排除)は、重複するデータのバックアップコピーを除外することでストレージ容量を節約する機能。複数のバックアップ対象に存在する重複データを排除する機能、ファイル単位とブロック単位での重複除外に対応しており、同社によれば最大90%の重複除外が行なえるとしている。

Acronis Backup & Recovery 10の管理画面。重複除外機能は、バックアップ対象ごとにオン/オフできる

 重複除外処理はバックアップ対象で行なわれ、すでにバックアップされているデータは転送しない。そのため、ストレージ容量だけでなく、ネットワーク帯域の節約も可能となる。もっとも、バックアップ対象で処理を行なうと、処理の分だけバックアップ時間が長くなる。そのため、データをいったんバックアップサーバーに転送し、このサーバ側で重複除外処理を行なうことも可能となっている。

仮想マシンのバックアップ/リカバリを強化

 もう1つの大きな新機能は、仮想マシンのバックアップ/リカバリへの対応だ。VMware ESXとマイクロソフトのHyper-V、シトリックスのXen、パラレルズの製品に対応しており、仮想マシンのストレージ(仮想HDD)をバックアップできる。特に、VMware ESXとHyper-Vに対しては、両ソフトが持つAPIに対応。仮想マシンにエージェントをインストールすることなく、稼働中であっても仮想HDDのバックアップと復元が行なえる

 加えて、バックアップデータを仮想マシンのデータに変換するコンバート機能も搭載する。単に仮想HDDを作成するだけでなく、マシン名や設定などを物理サーバーから読み出し、それを反映した仮想イメージ情報を作成する機能も搭載する。物理サーバを仮想マシンにコンバートする「P2V(Physical to Virtual)」に加え、VMware ESXの仮想マシンをバックアップし、それをHyper-V形式でリカバリするといった「V2V(Virtual to Virtual)」も可能だ。

 製品ラインナップは7種類で、集中管理機能を搭載するエディションやWindows Small Business Server用のエディションなどが用意される。

製品ラインナップと機能比較能

 仮想化環境に対応するのは「Advanced Server Virtual Edition」。このエディションのライセンスは物理マシン単位となっており、1ライセンスで99台までの仮想マシンの管理が行なえる。また、重複除外機能はオプションの「Acronis Backup & Recovery 10 Deduplication」として用意されており、「Advanced Server」や「Advanced Workstation」など製品名にAdvancedがつく製品で利用できる

Acronis Backup & Recovery 10の価格。販売は、販売代理店であるラネクシーが行なう

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