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年末年始に録りまくる! 最新BDレコーダー選び 第3回

約10万円で買えるBDレコ対決~使い勝手編

2009年10月26日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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あると便利なワンボタン予約 録画予約比較

 次に録画予約を見てみよう。録画予約は、基本的に次のステップで行なわれる。


  1. 番組表で録りたい番組を選ぶ
  2. 決定した番組の内容など情報が表示される
  3. 録画モードなどの項目を設定
  4. 予約完了

 2と3は同じ画面にまとめられていることも多いので、多くは3ステップの操作だ。ところが、三菱(と今回評価機が間に合わなかったシャープ)は番組表で決定ボタンを押すだけで録画予約が完了する1ステップ予約を採用する。

 最新モデルでは、パナソニックも「簡単予約」(1ステップ予約)を採用した。こちらの方がサクサクと録画予約をするのには便利だが、番組によって録画モードを変えたい場合や、毎週録画をしたい場合などは、別途詳細予約をし直さなければならない。このあたりをふまえて、各モデルの録画作業を見てみよう。


パナソニック DMR-BW570

録画した番組の情報を確認する画面。ここから「番組予約へ」を選ぶと、番組予約の画面に切り替わる

録画した番組の情報を確認する画面。ここから「番組予約へ」を選ぶと、番組予約の画面に切り替わる

「予約する」、「毎週予約する」を押すと、その設定で予約は完了。「録画モード」などは設定後この画面に戻ってから、 「予約する」、「毎週予約する」を押して完了となる

「予約する」、「毎週予約する」を押すと、その設定で予約は完了。「録画モード」などは設定後この画面に戻ってから、 「予約する」、「毎週予約する」を押して完了となる

作業完了時の画面。この画面が表示されてからしばらく待たないと番組表などに戻れない。しかも放置してるとずっとこの画面のまま、というのは少々不親切

作業完了時の画面。この画面が表示されてからしばらく待たないと番組表などに戻れない。しかも放置してるとずっとこの画面のまま、というのは少々不親切

予約が完了した後の番組表。予約した番組の赤色の「予約マーク」が表示されている

予約が完了した後の番組表。予約した番組の赤色の「予約マーク」が表示されている

 パナソニックは、番組表で決定ボタンを押すと「録画予約」画面に切り替わる。赤ボタンを押すと簡単予約となり、録画モードは視聴中の番組録画と同じ、あらかじめ設定したモードとなる。もう一度赤ボタンを押すと、「予約取り消し」だ。

 録画予約画面では、「(そのまま)予約する」、「毎週予約する」、「録画モード」、「持ち出し番組の設定」、「詳細設定」の項目があり、設定したい項目を呼び出して設定を行なう。表示の切り替えなどは速いのでイライラするほどではないが、いくつもの画面に切り替える必要があるのは作業していて繁雑に感じた。


ソニー BDZ-RX30

録画1と2の選択、録画モード、毎回録画など、よく使う機能を一画面にまとめており、使いやすい。詳細予約は別画面だ

予約画面は録画1と2の選択、録画モード、毎回録画など、よく使う機能を一画面にまとめており、使いやすい。詳細予約は別画面だ

「予約確定」を選ぶと、予約が完了したことを知らせるメッセージが現れる。しばらくすると画面は番組表に自動で切り替わる

「予約確定」を選ぶと、予約が完了したことを知らせるメッセージが現れる。しばらくすると画面は番組表に自動で切り替わる

予約した番組は番組部分が赤くなり、予約を示す「時計マーク」が表示される

予約した番組は番組部分が赤くなり、予約を示す「時計マーク」が表示される

 ソニーには簡単予約機能はなく、録画予約作業は3ステップ。番組内容の確認は、別途番組表で、リモコンの「情報表示」ボタンを使って行なう。録画モードなどの設定はすべて一画面内で行なえるので、十字キーで録画モードや毎回録画の「入/切」などを選んでおけばいい。ユニークなところでは、今回扱う機種で唯一ソニーだけが「録画1」と「録画2」を自分で選ぶ仕様だ。長時間録画は「録画1」でのみ行なえるなどの制約があるため、ユーザーが自由に選択できるようにしている。

 独自性のある機能としては、「更新録画」があり、毎週録画を「入」にした番組だけ選択できる。これを「入」にすると録画して1週間後に次の放送を上書き録画するので、HDDを圧迫せずに毎週番組を視聴できる。全話を貯めておきたいなら「更新録画」を「切」のままにしておく。

 このほか、番組リスト表示でのグループ分けに使う「マーク」の切り替え機能もある。ワンボタンの簡単予約こそないが、スムーズに使えるので作業が面倒ということはない。


三菱 DVR-BZ130

「Gガイド方式」のため、番組を選択すると番組情報表示画面になるのはパナソニックと同じ。「番組予約へ」を押すと、予約画面に切り替わる

「Gガイド方式」のため、番組を選択すると番組情報表示画面になるのはパナソニックと同じ。「番組予約へ」を押すと、予約画面に切り替わる

少々シンプルすぎる画面だが、毎週録画、録画モードなどの設定はすべてこの画面で行なえる

少々シンプルすぎる画面だが、毎週録画、録画モードなどの設定はすべてこの画面で行なえる

「予約確定」を選ぶとこの表示が現れて予約が完了する。これもパナソニックと同様にしばらく待ってから「戻る」ボタンなどで番組表へ切り換える必要がある

「予約確定」を選ぶとこの表示が現れて予約が完了する。これもパナソニックと同様にしばらく待ってから「戻る」ボタンなどで番組表へ切り換える必要がある

 パナソニックとソニーのいいとこ取りになっているのが三菱だ。まずユニークなのは、決定ボタンを押すと簡単予約となるが、リモコンには独立して「詳細予約」ボタンがある。押すボタンによって予約方法を選べるのだ。簡単予約の録画モードは、あらかじめ好みのモードを選んでおくことができる。これは放送の視聴中に録画ボタンを押したときに選択される録画モードと共通。設定は放送の視聴中などにリモコンで「録画モード」ボタンを押して切り換える。

 詳細予約は、まず番組の情報表示画面に切り替わり、そこから「番組予約」を選択する。予約時に設定できる項目はすべて画面内にあるので、十字キーで項目を選び、選択すればいい。表示が少々わかりにくいのが難点だが、予約日を変更すると「月~金」/「毎週」/「毎日」などが選択できる。録画先や録画モード、分類表示用マークの変更もできる。ここで「予約確定」を選択すれば予約完了だ。録画設定としては必要十分で、使い勝手は悪くない。

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