このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ガラパゴスケータイの機能徹底絞り出し 第11回

ケータイのBluetooth、たまには機能をオンにしたい

2009年10月05日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
biblio

au「biblio」

Bluetoothで画像データを送る

 au「biblio」の場合は、製品の検知、接続はドコモとほぼ同じで、特に戸惑うことはないだろう。biblioのプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、DUN、BIP、OPP、SPPがある。「BIP」はプリンタに画像を送るプロファイルだ。対応プリンタが必要だが、Bluetoothなら10メートル程度離れていても接続できるというのがメリットとなる。

 「DUN」のプロファイルがあるので、biblioもPCのモデムとして使えるが、こちらもドコモと同様、「ダブル定額」に入っていてもパケット料金の上限が1万3650円になってしまう。

 また、biblioの場合はプリンター以外にも画像の送受信が可能だ。PCに1、2点画像を送るときはメールなどに添付するより、Bluetoothで送信したほうが楽だ。biblioではデータフォルダから画像を選びサブメニューを開けばBluetoothで送信する項目があるのでわかりやすい。


auの端末でもBluetoothでの接続方法などはほぼ同じである

933SH

ソフトバンク「933SH」

ソフトバンクのBluetoothは
腕時計ともつながる

 ソフトバンクモバイル「933SH」の対応プロファイルはHSP、HFP、OPP、FTP、BIP、DUN、A2DP、AVRC。「FTP」もファイルの転送で用いる。ソフトバンクの場合、PC接続のパケット料金は常に天井が無いのでさらに注意が必要。

 933SHは「MENU」→「設定」→「外部接続」→「Bluetooth」の順番で画面を開く。ドコモやauと仕組みはほぼ同じだが、Bluetoothの「On/Off設定」や「デバイス登録」など、よりわかりやすい言葉に置き換えられている印象を受ける。また他のケータイに電話帳やカレンダー、メールの受信/送信済みボックスなどを「一括データ送信」で送ることができるのも便利だ。


ソフトバンクの端末では、画像データを1枚送るだけでなく、複数の種類のデータを一括して、他端末に送信する機能を持っている

 そしてソフトバンク用のBluetoothに対応した周辺機器と言えば、シチズン製腕時計「i:VIRT」シリーズとの連携に注目だ。

i:VIRT M

i:VIRTシリーズの上位モデルで、ソフトバンクのシャープ製Bluetoothケータイと連携できるシチズンの「i:VIRT M」(アイバートM)。写真のチタンモデルで実売価格は3万円前後から

 接続中は、着信やメールの受信が腕時計にも表示されるほか、メールのタイトルや文面、S!速報ニュースが見られるので、ケータイをカバンやポケットに入れっぱなしでもOK。さらにケータイカメラのリモートシャッターにもなる。

1度パスキーを入力して接続を確立してしまえば、あとはi:VIRT側から「再接続」をセットするだけで簡単に接続できる

電話が着信したときに電話番号やアドレス帳での登録名を表示したり、届いたメールの内容を見ることなども可能


 今まで使い道がないと思っていた人、音楽再生しかしていない、なんて人もケータイのBluetooth機能を一度試していただきたい。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン