
ケータイの動画配信は以前から行なわれていたが、一回見たら終わりでそれっきり的なサービスが多かった。しかし昨年あたりから、内容が濃く、番組数も多くなり、選ぶ楽しみも増えている。関連の機能や周辺のサービスも含めて今回チェックしてみた。
今回はサンプルとして、NTTドコモ「P-07A」、au「biblio」、ソフトバンクモバイル「933SH」を用いた。
ドコモ動画から
BeeTVをはじめ各動画サイトへ
ドコモの動画ポータル「ドコモ動画」は、BeeTVやテレビ局の番組配信サイトなどケータイ動画サイトの総合窓口となっている。「iMENU」→「動画/ビデオクリップ」→「ドコモ動画」と選べばOK。ドコモ動画自体は無料だが、そこからアクセスする各動画サイトは有料の会員登録が必要な場合も多いので、最初は「お試しあり動画を探す」や映画の予告編を見てみるといいかもしれない。
これらの動画はiアプリやiモーションで再生する。テレビ局系の配信サイトはテレビで放映したドラマなどが見られる。P-07Aのように横画面で見られる場合、横画面にしたほうが大きく断然見やすい。縦画面の場合、字幕が小さくて見づらいことがある。
ケータイ専用番組で構成されている
BeeTVは非常に充実している
ドコモ動画の中にある「BeeTV」は、ドコモとavexが共同でスタートしたことで話題のサイトだ(関連記事)。ドコモ動画から番組を探すこともできるが、BeeTVのサイトに直接行ったほうが便利。
アクセスはドコモ動画内のリンクか、「iチャネル」→「BeeTV」、「iMenu」→「動画」→「BeeTV」といった形でアクセスできる。利用料は月額315円。1番組のファイル容量は大きくて約9MB。5~6分の番組が多い。サイズが大きいので、パケット定額サービスへの加入はほぼ必須だ。
BeeTVの番組はケータイ用コンテンツとは思えないほど、テレビで普段見ている番組そのもの。それもそのはずでテレビ番組制作会社がBeeTV専用の番組をちゃんと作っているのだ。おかげでケータイ動画でありがちだった薄い内容でもないし、なにかのPR? なんて感じてしまう番組もない。
番組配信の仕組みはPCの動画配信サービスと同じ。番組表があり、番組の更新日が決まっている。古い番組もさかのぼって視聴可能だ。続きの番組は放送終了後の画面に表示されているのでストレスなくどんどん見られる。1番組の再生時間が短いとはいえ、気付くと何話も見ていて結構な時間を過ごしている。
番組を見たあとには「保存」のメニューも現れる。データBOX内に保存してiモーションで再生できるので、何度も見たいお気に入りは保存しておくとよいだろう。ただし1週間の再生期限があるのでその点は注意する必要がある。

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