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ガラパゴスケータイの機能徹底絞り出し 第13回

ケータイの進化でフルブラウザは“使える”ようになった

2009年10月19日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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 スマートフォンが台頭する一方で、ケータイでPCサイトを見るフルブラウザ(auでは「PCサイトビューアー」、ソフトバンクモバイルなら「PCサイトブラウザ」と呼ばれている)は正直あまり話題にならない。しかし、最近のケータイではこれがかなり“使える”ようになっている。

 なにしろ今時のケータイは画面は大きくなったし、解像度もVGAより高くなった。一昔前のやたら重く、ひとつの画面を見るのに時間のかかる「フルブラウザ」は過去のものである。

 今回はNTTドコモが「N-06A」「F-09A」、auは「Mobile Handy CAM Wooo」「biblio」、ソフトバンクモバイルは「933SH」をサンプルとして用いた。

N-06A

ドコモ「N-06A」

ドコモのフルブラウザといったら「N」

 ドコモのケータイはメインメニューのiモードの項目にフルブラウザが用意されている。基本的な機能は同じだが、各社工夫を凝らしたオリジナルの使いやすい機能を搭載している。まずはNEC製の「N-06A」。ニューロポインターで操作すると画面上にカーソルが現れる。これはNファンでなくても、わりと知られた機能だろう。画面を自由に見たいときに便利だ。

 そして「ワンタッチマルチウィンドウ」を使うと、さらにフルブラウザの便利度がアップ。これは簡単に言えば、あらかじめ登録していた複数のサイトを、ワンタッチで一気に表示できる機能。いつも見に行くサイトをグループとしてまとめておくといい。

 N-06Aはさらに無線LANも内蔵しているので、自宅に無線ルータなどがある場合、パケット代を支払わずともPCサイトを見ることができる。


よく行くサイトをタブで複数表示した後で「機能」→「ワンタッチマルチウィンドウ」を選び、グループとして登録する。後日このグループを選択すると、複数のサイトを一気に開くことができる

よく見るサイトを開いた後、「デスクトップ貼付」を選ぶと、今度は待受画面にアイコンが表示される。これをクリックすれば、即そのサイトに接続できる

F-09A

ドコモ「F-09A」

ドコモなら「F」も負けてはいない!

 そんなNに負けない快適なフルブラウザを誇るのが富士通製「F-09A」。

 まず操作したときのレスポンスの速さに驚かされる。とても軽やかで、さらにメニューからポインターの加速度も変更できる。これを「速い」にすると素早く画面のポインターを動かせる。フルブラウザのポインターでイライラしていた人はこれを使ってみてほしい。

 F-09Aでもタブ機能が利用できる。フルブラウザ起動後「画面」というメニューがあるので、これを選ぶと「タブ操作」からタブ表示が可能になる。また目的のウェブページが広い場合は、「画面」→「PagePilot」を起動する。全体を表示し、今自分がどの部分を見ているのかがわかる。


F-09Aでもタブ機能が用意されているほか、ポインターの加速度を上げると、せっかちな人でも素早く操作できる

「PagePilot」を使うと、Webサイトの全体表示が行なわれる。枠を移動して目的の場所を表示する

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