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ガラパゴスケータイの機能徹底絞り出し 第11回

ケータイのBluetooth、たまには機能をオンにしたい

2009年10月05日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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ケータイのBluetooth使っていますか?

 最近ではケータイにBluetoothを搭載している機種が非常に増えている。以前なら音楽をワイヤレスで聴く以外にあまり使い道も浮かばなかったが、対応機種が増えてきたことでBluetooth対応機種同士の通信なんてことも可能になっている。実際設定方法なども、難しいわけではない。

 なお今回はNTTドコモ「SH-06A」、au「biblio」、ソフトバンクモバイル「933SH」をサンプルとして用いた。

SH-06A

ドコモ「SH-06A」

そもそもペアリングは簡単か?

 Bluetoothで対応機器と接続する場合、ドコモならMENUの「LifeKit」から「Bluetooth」→「機器リスト・接続・切断」と選ぶと、周囲の対応製品を探してくれる。対応製品のほうも接続状態にする必要があるが、これはヘッドホンやケータイ、PCなどによって変わる。

 たとえばSH-06Aをソフトバンク「933SH」と接続したいのなら、933SHのほうはBluetoothの設定を「ON」にしておけばOK。ノートPCなどの場合は、特に設定をしていなくても、自動的に接続の画面が表示されることが多い。


ペアリングはそれほど難しい作業ではない。「機器リスト・接続・切断」と選ぶと、周囲のBluetooth機器が自動的に検索されるので、どちらかから接続を試みると、パスキーの入力画面に切り替わるので、同じ数字を入力すればいい

 ヘッドホンなら電源ボタンの長押しをするとBluetoothのランプが点滅してペアリングの状態になる、というのが一般的だ。

ヘッドセット

Bluetooth対応ヘッドセット製品の一例。マイクも内蔵されているので、手を離した状態で通話もできる

 あとはパスキーを入力する。同じ数字をお互い入力すればいい。ヘッドホンのように入力ができない場合は、説明書などにパスキーが書いてあることが多いので、それを入力する。

接続できる製品にはどんなものがあるのか?

 ケータイとどんなBluetooth機器とで接続できるかは、Bluetoothのプロファイルを確認すれば大体わかる。たとえばSH-06Aの場合、対応しているプロファイルは下記の通り。

HSPとHFP
ヘッドセットとハンズフリー通話をするためのプロファイル。ワイヤレスのヘッドセットが使える
A2DP
ワイヤレスで音楽を再生できる。ワイヤレスヘッドホンが使える
AVRCP
ワイヤレスで音楽プレーヤーの操作ができる。たとえば一時停止や曲送りなど
HID
ワイヤレスキーボード・マウスが使える
DUN
PCのモデムとして使える
OPP
電話帳などのデータを送受信できる
SPP
Bluetoothを使った対戦ゲームができる

プロファイル

SH-06Aのプロファイル一覧。プロファイルを見ることで、どのような機器が使えるかが大体わかる

 このように結構いろんなことができるのだ。もちろん、ワンセグの音声をワイヤレスで聴く、カーナビとワイヤレスで接続するなどといった使い方も可能だ。

 これらのプロファイルは説明書にもあるが、本体のBluetoothのメニューからも確認できる。「Bluetooth設定」を選ぶと「自局表示」で対応プロファイルが表示される。さらに先ほどの「機器リスト・接続・切断」で表示された製品は「接続種別」を確認することで、どのプロファイルで接続しているのか確認が可能だ。

ワンセグの音声をBluetoothヘッドホンに出力したり、アドレス帳のデータをBluetooth経由で他の端末にコピーすることも可能である

 ワイヤレスでPCのモデムとして使う機能もあるが、一般的な音声通話系の料金コースでは、パケ・ホーダイ ダブルに加入していても、パケット料金の上限が1万3650円まで跳ね上がってしまうので注意する必要がある。

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