Aero Glass表示はなし
壁紙についで質素になっているのはウインドウやスタートメニューの表示デザイン。メニューやウインドウ枠の背面が透けて見える「Aero Glass」表示ではない。
グラフィック能力が低いネットブックでは、過剰な機能と判断されたのだろう。Windows VistaでもAero Glassをオフにしている人は少なからずいるだろうし、メニューやウインドウに透明感がなくてもそれほど気にならないだろう。
AeroピークやAeroスナップなどの新操作
Windows 7には新しい操作体系が多数搭載される。タスクバーのウインドウプレビューからウインドウ操作できる「Aeroピーク」、ウインドウが複数開いているとき、必要なウインドウを左右に振ることでほかのウインドウをすべて閉じる「Aeroシェイク」、ウインドウを画面の上端または左右端にドラッグして、全画面化したり半画面化したりできる「Aeroスナップ」などがそれだ(関連記事)。
Starterでは、AeroピークとAeroシェイクは使えない。Aeroスナップは使えるが、透明表示ができないので切り替え時の画面表示が異なる。また「Flip 3D」表示もできない。
一方で、タスクバーの機能はほかのエディションと変わらないし、タスクバーからの「ジャンプリスト」も利用できる。画面の小さなネットブックではジャンプリストは重宝しそうで、これが利用できるのは何よりだ。
マルチディスプレーはサポートされない
画面の小ささを補うために、ネットブックの外部ディスプレー出力にもう1台のディスプレーをつなぎ、2画面で作業できると便利だ。しかしStarterでは、マルチディスプレー機能は非対応となっている。外部ディスプレー出力のあるネットブックの場合、ネットブックの画面と同じ画面を表示するミラーリング表示か、本体の画面をオフにして外部ディスプレーに表示することしかできない。
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