画質比較
画質評価にはキュー・テックのブルーレイディスク「Hi-Definition Reference Disc」の映像を使用した。左の和食の画像では暗部階調の表現力(黒ツブレなどの有無)を、中央の写真は果物のそれぞれの発色やパンの白ツブレなどを、右の寺院の画像では軒下の暗部階調と屋根瓦に反射したややオレンジがかった光の色再現力を見て欲しい。
工場出荷時設定
日本エイサー「H223HQAbmid」
グリーンハウス「GH-JEJ223SH-LB」
ナナオ「FlexScan S2242W」
特殊設定
日本エイサー「H223HQAbmid」
グリーンハウス「GH-JEJ223SH-LB」
視野角
TNパネルは見る角度によっては色味が激しく変わる。そこで、液晶画面を上方約20度、斜め約45度から見てみた。ナナオの「FlexScan S2242W」はTNパネルより高性能なVAパネルを採用しているため、色味の変化が少ない。
ライター ヤマダの「オレならコレを買うね!」
画質にこだわるならナナオ「FlexScan S2242W」だが……
価格が違いすぎるのが難点
画質にこだわるなら、ナナオの「FlexScan S2242W」以外はありえない。発色のよさはTN機とは次元が違うと感じたほど。動画ボケの少なさではさすがに応答速度が2倍ほども高速なTN機に軍配が上がるが、「FlexScan S2242W」もそれほどヒドイとは感じなかった。ただ、画面のギラつきと、価格が日本エイサー「H223HQAbmid」、グリーンハウス「GH-JEJ223SH-LB」の3倍近くにも跳ね上がるのはいかんともしがたい。コストパフォーマンスを考えると、光沢パネル好きはグリーンハウス「GH-JEJ223SH-LB」、非光沢パネル好きなら日本エイサー「H223HQAbmid」がオススメだ。
画質比較に使用したソフト
Hi-Definition Reference Disk
プロフェッショナル向けテストディスク制作会社キュー・テックが製作したハイビジョン映像・音声用のチェックディスク。高性能最新鋭のハイビジョンカメラで撮影された、暗部階調、色再現、動画解像度などの確認用に適したさまざまな評価映像がブルーレイディスクに収録されている。
音声パートには、山下康介・作曲による7.1chオリジナル音楽を収録。Dolby Digital、dts、リニアPCMの3フォーマットの音質を確認できる。
「Hi-Definition Reference Disc」 QVDB-1003 発売元 株式会社キュー・テック
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