RPG用のPCで最適な構成は?
快適なRPGプレイのためには、どんなPCパーツが必要なのかを列挙していこう。 ビデオカードだが、選ぶとすれば実売で2万円以上で、グラフィックスメモリは512MB以上の製品を選びたい。GeForceなら、GTS 250以上、ATI Radeonなら、HD 4870以上をオススメする。どちらの製品もグラフィックスメモリ1GBが用意されているので、メモリ容量をチェックして購入しよう。
続いてCPUだが、高性能に越したことはないが、クアッドコアで予算を抑えるならAMD Phenom II X4シリーズをオススメしておきたい。メモリレイテンシがCore 2シリーズよりも優れているため、RPG向きなのである。最低でもPhenom II X4 945(3.0GHz)、予算があるならPhenom II X4 955 Black Edition(3.2GHz)がオススメだ。
マザーボードを選ぶ際に、Socket AM2(DDR2)とSocket AM3(DDR3)のどちらを選ぶかは悩ましいところだが、RPGというテーマを考えた場合、Socket AM3をオススメしたい。理由はメモリ速度という点でアドバンテージがあるからだ。Socket AM3で予算オーバーしそうならメモリの流用が可能なSocket AM2を選ぼう。
ASCII.jpオススメの構成はこれだ!
ASCII.jp的にRPGを楽しむゲーマー向けPCを作ると、こんな構成となる。
CPU:AMD「Phenom II X4 945」 2万2000円前後
Phenom II X4 955 Black Editionよりもクロックが0.2GHz低いだけで、2万円強で購入可能なコストパフォーマンスが魅力。TDP 95W版が登場し、消費電力と温度が下がった今、狙い目のCPUだ。
マザーボード:MSI「790FX-GD70」 実売価格:1万9000円前後
PCI Express x16スロットが4本あり、最大で4-wayのCorssFireXが構築可能なハイエンドマザーボード。ハイエンドなのに実売で2万円を切るコストパフォーマンスの良さは特筆ものだ。
メモリ:PC3-10600 2GB×2 実売価格:5000円
最低4GBは載せておきたい。Windows Vistaで2GB以下だと恐らくまともにプレイできないだろう。
ビデオカード:SAPPHIRE「SAPPHIRE HD 4870 1GB GDDR5 PCIE HDMI」 実売価格:2万1000円前後
GDDR5 1GBのメモリを搭載し、大型のGPUクーラーで冷却対策も万全。RPGにうってつけの1枚だ。
AMDのDragonプラットフォームに準拠し、パーツ合計は6万7000円と、比較的リーズナブル。個々のパーツに派手さはないが、堅実かつ実用的な構成だと思われる。特にビデオカードはこだわったものを選びたい。
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