最新のゲームベンチでは?
最新のゲームということで、第1回、第2回と同様にストリートファイターIVの結果を見てみよう。ゲームの設定は、品質設定をすべて「高」、アンチエイリアスおよび垂直同期をOFFにし、フルスクリーンにて測定している。
PCパーツ構成は3年前のPCと比べて安価だが、パフォーマンスは4倍前後と桁違い。乗り換えるだけの価値は間違いなくある。
肝心のRPGではどうなる?
前頁で紹介したRPG「ラスト レムナント」でも比較してみよう。ラスト レムナントが用意しているベンチマークモードは、フルスクリーンかWindow表示の2つしか選べないが、画面を見る限り、ラスト レムナントインストール時の標準設定(中程度)になっているようだ。
7900 GSでは1024×768ドットでかろうじて30fpsを記録するが、1920×1200ドットでは11fpsまで落ち込んでしまい、快適なゲームが望めない。一方、HD 4870を搭載したPCでは、1920×1200ドットでも70fpsをオーバーし、快適にプレイ可能だ。
今回は、AMDの「Dragonプラットフォーム」に準拠する形のPCを作ったわけだが、全体的なパフォーマンスは第2回のPCと大きく変わらない。それでいてコストを安価に抑えることのできる、AMD Dragonプラットフォームは、ゲーマー向けPCを作る上で確実なパフォーマンスを得られる指標の一つと言えるだろう。当然ながら、このPCは、FPSも問題なくプレイでき、DirectX 10にも対応しているため、オールマイティに遊べる仕上がりだ。
次回は、より安価にオンライン3Dゲームが快適に遊べるPCを紹介する。
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