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週刊 PC&周辺機器レビュー 第15回

dynabook TVは使い勝手重視のスタンダードノート

2009年07月17日 17時00分更新

文● 池田圭一

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dynabook TV の「TV」は型番か機能か

「dynabook TV TV/68J2」。WXGA表示の16型ワイド液晶ディスプレーを搭載、反射防止タイプのClear SuperView液晶を採用する

 東芝では、実用的な機能重視のdynabookブランドのノートパソコンと、ビジュアル表現を強化したQosmioシリーズを展開している。最近のラインナップでは、地上デジタル放送チューナーによるテレビ機能を備えた製品は、後者のQosmio G50、F50といった高付加価値を重視したモデルに集約されていた。

 今回評価する「dynabook TV TV/68J2」は、その“TV”との名称からテレビ機能に特化したマシンとも思ったのだが、そうではないようだ。スタンダードノートという位置付けにありながら、(内部USB接続の)地デジチューナーを内蔵するという少々異色の存在となっている。

Windowsエクスペリエンスインデックスを見る限り、申し分ない性能

OSはWindows Vista Home Premium SP1、Office Personal 2007も付属する。Windowsエクスペリエンスインデックスを見る限り、申し分ない性能と言える

 外観は、同社おなじみのカラーとなった「プレシャスブラック」。液晶ディスプレー天板やパームレスト部が光沢のある黒色となっており、上質さを感じさせるものだ。ディスプレーサイズは16型ワイドの1366×768ドット(WXGA)となっており、ノングレアタイプのパネルを搭載するスタンダードノートの「dynabook AX」や、ハイスタンダードノートとされる「dynabook TX」と似たような雰囲気がある。

 TXやAXのブラックカラーモデルと見た目で異なるのは、キーボートとステレオスピーカーであろう。dynabook TVでは、Qosmioシリーズの上位機が採用するテンキー付きキーボードを採用。本体部分のベゼルが狭くなっている。

dynabook TVのキーボード

キーピッチ19mm、ストローク2.5mmのスクエアタイプ109キー。テンキーもあるフルキーボードを採用する

 またスピーカーは、AXやTXの金属コーン円形タイプからフルレンジの楕円タイプに変更し、音質が若干向上している。harman/kardonロゴを冠するスピーカーであることに変わりはなく、ノートパソコンとしてはそこそこの良質な再生音である(G50の底面サブウーファーは省略されている)。

harman/kardonブランドの楕円ステレオスピーカーを搭載

Qosmio G50などと同等のharman/kardonブランドの楕円ステレオスピーカーを搭載

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