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vSphere Essentials Plus、StorMagic SvSAN、Symantec ApplicationHAなどをセットに

セットで3割お得!ネットワールドが「仮想化導入パック」

2011年06月27日 10時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月27日、ネットワールドはデータベースなどの各種アプリケーション保護まで可能な中小規模企業向け製品「仮想化導入パック」を発表。7月1日から販売開始する。

仮想化導入に必要な製品をパッケージ化した「仮想化導入パック」。

 仮想化導入パックは、高可用性と安全性を確保しながら、仮想化のメリットを低コストで享受できるソリューションを組み合わせた製品だ。中小企業などの小規模なIT環境向け「VMware vSphere Essentials Plus」でサーバを仮想化。高額な専用ストレージを用意することなく、仮想サーバ上の内蔵ディスクの空き領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用できる仮想ストレージソリューション「StorMagic SvSAN」を採用する。

 さらに、VMwareの高可用性コンポーネント「VMware HA」を補完し、仮想サーバ上のアプリケーション障害による停止時間を最小限にするストレージ管理ソリューション「Symantec ApplicationHA」を組み合わせる。VMware HAが仮想インフラを保護するのに対し、Symantec ApplicationHAは仮想マシン上のアプリケーションを保護することでVMware HAを補完する製品だ。

 以上のような中小規模企業の仮想化導入に必要な製品をパッケージ化することで低価格を実現するのが、仮想化導入パックの特徴だ。

 StorMagic SvSANとSymantec ApplicationHAは、VMwareのvCenter Serverに統合している。これにより、同一コンソール上で使いやすいインターフェイスによる管理が可能となり、ストレージの専門知識を持つ管理者が不在でも効率的に運用できるという。

 なお、サーバ仮想化に使うVMware vSphere Essentials Plusは、VMware HAとゼロダウンタイムでの計画メンテナンスを実現する「VMware vMotion」の組み合わせによる高可用性、「VMware Data Recovery」によるデータ保護機能を備えた中小規模IT環境向け仮想化ソリューションだ。

 より大規模な環境で利用するなど、要件によっては「vSphere 4 Enterprise Plus」を採用する。こちらは、データベースなどを安全に仮想化ために「Storage I/O Control」、「Network I/O Control」の機能を利用し、中~大規模向けの仮想化に対応できる製品だ。

 また、共有ストレージ「StorMagic SvSAN」を採用するのは「エントリーモデル」となる。8TB以上の大容量ストレージが必要なユーザー向けには、「EMC VNXファミリ」を採用する「エンタープライズモデル」を提供する。

エンタープライズモデルで提供されるEMCのSAN/NAS両対応のストレージ「EMC VNXファミリ」

 価格は、エントリーモデルで99万9000円、エンタープライズモデルが480万円。どちらも、個別購入より約30%低価格だという。

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