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クーラーマスター「V10」

まさに“規格外”のペルチェ採用クーラー「V10」が発売予定!

2009年04月21日 22時30分更新

文● 増田

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 クーラーマスター初のペルチェを採用した“超巨大”CPUクーラー「V10」(型番:RR-B2P-UV10-GP)のサンプル版が登場。今週から販売が始まる予定だ。

クーラーマスター初のペルチェを採用した“超巨大”CPUクーラー「V10」(型番:RR-B2P-UV10-GP)のサンプル版が秋葉原に登場。サイズもさることながら販売価格も“規格外”といえる\17,800(予価)となる

CPUベース

CPUベース部とペルチェ冷却部。最適な温度を保つ事ができ200W以上のCPUにも対応。本体にTECコントローラーと呼ばれるものが内蔵されており、別途コントロールユニットなどは必要としない

 「V10」は、ペルチェ素子をヒートシンク底面に内蔵、温度センサーが温度上昇を感知し、最適な温度を保つ事ができ200W以上のCPUにも対応できるというCPUクーラー。ペルチェ素子を使用する冷却装置には必須の結露防止センサーも搭載され、異常温度低下にも対応する。
 「V10」の名の通りエンジンを模したフォルムとなる本体サイズは、129.6(W)×236.5(D)×161.3(H)mm、重量約1200gというCPUクーラーの中ではトップレベルの大きさ。10本のヒートパイプとアルミフィン、さらに空冷ファンはCPUコア上部にサンドイッチ搭載される120mm×1基、L字レイアウトでメモリ搭載部を覆い被せるように配置されたサイドヒートシンク冷却用に120mm×1基と合計2基のファンを搭載。対応ソケットは、LGA 1366/775/Socket AM2/754/940/939となる。

10本のヒートパイプとアルミフィン、さらに空冷ファンはCPUコア上部にサンドイッチ搭載される120mm×1基、L字レイアウトでメモリ搭載部を覆い被せるように配置されたサイドヒートシンク冷却用に120mm×1基と合計2基のファンを搭載する

 ペルチェ素子採用のCPUクーラーとして記憶に新しいのが、2007年10月に発売され人気となったMACS Technology「MA-7131DX」だろう。コントロールユニットとして別途5.インチベイ1段を使用し、LCDユニットで温度視認等ができたのだが、今回登場した「V10」はそれら専用の5インチベイユニットやPCIカード等を必要とせず、本体にTECコントローラーと呼ばれるものが内蔵されているのも大きなポイントだ。
 今週発売予定としているアークやT-ZONE.PC DIY SHOPでは予価1万7800円。CPUクーラーとしてはサイズもさることながら販売価格も“規格外”といえるものだが、ハイエンドユーザーを中心に話題となることは間違いなさそう。使用するケースによっては干渉する可能性が高いという点も踏まえて、まずは自分の環境をチェックしてから購入を検討するとよいだろう。

ファンの回転数は800rpm~2400rpmで風量は90CFM。通常のCPUクーラーと比べてみると、「V10」の尋常ではない大きさがよく分かる

【取材協力】

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