SilverStoneから7インチの液晶タッチパネルを搭載するという横置きATXケース「SST-LC18」が発売された。先日開催された“WPC EXPO 2005”の同社ブースでも展示されていた製品で、会場でも注目を浴びていた製品のひとつだ。
7インチの液晶タッチパネルを搭載するという横置きATXケース「SST-LC18」 |
注目はやはりフロント左に搭載する7インチの液晶タッチパネルだ。写真のように液晶背面にはD-Subコネクタが用意され、付属の延長ケーブルを使ってケース外でマザーボードやビデオカードのVGA出力と接続する仕組み。そのため、専用の延長ケーブルのほか、電源用の4ピンケーブルも付属している。表示画素数は640×480~1600×1024ドット。タッチパネルは専用ソフトをインストールすることで使用可能で、接続はUSBとなっている。
もともとHTPC風ケースのため、それこそリビングPCとして音楽や画像ファイル等の操作ならば7インチの液晶でも十分といえそう。もちろん別途モニターを接続してもよいが、この場合はデュアルディスプレイ出力対応の環境を用意する必要がある。もっとも最近のビデオカードは、そのほとんどがデュアルディスプレイ出力に対応しているのであまり気にする必要もないが、マザーオンボードのVGA機能を使用する(最近増えてきたDVI-DとD-sub15ピン同時出力可能なマザーなどは例外として)場合は覚えておいたほうがよいだろう。
WPC EXPO 2005のSilverStoneブースで展示されていた | 液晶背面にはD-Subコネクタが用意され、付属の延長ケーブルを使って接続する | |
専用の延長ケーブルのほか、電源用の4ピンケーブルも付属 | タッチパネルは専用ソフトをインストールすることで使用可能で、接続はUSBとなっている |
オールアルミとなるケース全体のサイズは425(W)×170(H)×425(D)mm。拡張スロットベイ数は5インチ×2、3.5インチ×1、シャドウ×5という構成で、リヤに80mm角ファン(2050rpm/21dB)2基を標準装備する。今日から販売している高速電脳では価格8万6900円。モニター価格込みと考えても高い印象は拭えないが、今までになかった高級ブランドHTPCケースという意味では注目の製品だ。なお、カラーラインナップはシルバーとブラック2種類となるが、初回に販売されるのはシルバーモデルのみとなる。
オールアルミとなるケース全体のサイズは425(W)×170(H)×425(D)mm。拡張スロットベイ数は5インチ×2、3.5インチ×1、シャドウ×5という構成 | リヤに80mm角ファン(2050rpm/21dB)2基を標準装備。電源は非搭載で通常のATX電源が使用可能だ | |
マニュアル記載の主なスペック | ケース底面には、高級感のあるインシュレーターを装着しているほか、吸気孔も備えている |