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アビーからアルミ製ATXケースと容量750W電源の2製品が明日登場予定!

2005年10月26日 20時08分更新

文● 北村

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 アビーから、ATXマザーボードが搭載可能なMicro ATXサイズのアルミ製コンパクトPCケース「AS Enclosure S1」と、容量750Wの電源「AS Power ER-2750A」の2製品が明日登場する予定だ。

「AS Enclosure S1」 ケース内部
アビー製コンパクトPCケース「AS Enclosure S1」。左側の角がデザインのためカットされている拡張ベイは5インチベイ×3、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×4。ファンはフロントとリアに12cmファンを1基づつ。電源は非搭載だ

 一般的なミドルタワーケースが420~450mmであるのに対し、「AS Enclosure S1」の全高は369mm。 前作「AS Enclosure M2」と同様、マザーボードを従来のATXケースとは逆向きに設置する倒立構造にしており、電源と干渉する部分のPCIスロット2基分をあえて使用させないことで、Micro ATXケースのサイズでありながらATX規格のマザーボードと電源を搭載可能にしている。同社によるとPCIスロット2基分を切り捨てた理由は「VGA、オーディオ、ギガビットLAN、そしてRAIDまでもが当たり前のようにATXマザーボードにオンボードされるようになった今日、通常のATXマシンであれば5本のPCIスロットで十分な拡張性を確保できると考えた」とのこと。拡張ベイは5インチベイ×3、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×4。ファンはフロントとリアに12cmファンを1基づつ搭載。サイズは150(W)×175(D)×85(H)mm。カラーはブラックとシルバーの2色をラインナップ。明日発売予定で、ラオックス ザ・コンピュータ館では予価3万2800円としている。

PCIスロット 保護用オリジナルバッグ
PCIスロットを2つ切り捨てることで本体を小型化。同社によると「“GeForce 7800 GTX”を2枚使用したSLI環境でも冷却性能に問題はない」という初期出荷分は不織布の保護用オリジナルバッグが付属する

 一方、電源は前作「AS Power ER-2520A」を容量750W(最大瞬間出力800W)に進化させた「AS Power ER-2750A」を発売予定だ。

「AS Power ER-2750A」 着脱式コネクタ
容量750W(最大瞬間出力800W)の電源「AS Power ER-2750A」。ATX12V Ver.2.2(SSI-EPS12V互換)に対応しているケーブルは着脱式で、メイン用/ドライブ用/PCI-Express用というように色分けされている

 背面には前作同様切り替えスイッチを搭載しており、ATX12V Ver.2.6に準拠した用途で使う場合は“SPLIT”モードで、デュアルCPUやnVIDIA SLI、多数のHDDを搭載するなどの高負荷システムの場合は“COMBINED”モードで稼働させることが可能だ。また、内部温度によって回転数を自動制御する山洋電気製8cm静音ファンを2基搭載している。搭載コネクタは、コネクタ数は、ATXメイン(20/24ピン)×1、ATX12V×1、EPS12V×1(4+4ピン)、PCI-Express(6ピン)×2、FDD用×3、HDD用×9、Serial ATA用×9。サイズは150(W)×175(D)×85(H)mm。明日発売予定で、予価は3万9800円前後。

モード切替スイッチ 20/24ピン変換コネクタ
電源スイッチの左にあるのが、“SPLIT”モードと“COMBINED”モードを切り替えるスイッチATXメインコネクタは24ピン。専用のコネクタを被せることで20ピンに変更可能
PCI-Express用ケーブル Serial ATA用コネクタ
PCI-Express用の6ピンケーブルにはノイズ軽減用のフェライトコアが装備されているSerial ATAコネクタは合計9個用意されている
※お詫びと訂正:タイトルにアルミ製“micro ATXケース”とありましたが、正しくはATXマザーボードが搭載可能なMicro ATXサイズのPCケースになります。お詫びし訂正いたします。
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