「VAIO パーソナルコンピューター type T」はこちらから購入いただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
話題の新製品を、編集部が入手した直後に各部の写真で一足先にレポートする“写真で見る話題の新製品 【一足先に目撃!!】”。今回は、13日発表のソニー(株)のデスクトップパソコン“VAIO パーソナルコンピューター type M”、ノートパソコン“VAIO パーソナルコンピューター type T”、ノートパソコン“VAIO パーソナルコンピューター type E(ライム)”、ノートパソコン“VAIO パーソナルコンピューター type B”のファーストルックを順番に紹介する。
数あるラインナップの中からこの4機種を選んだのは、まったく新しいデザインのシリーズであること(type Mとtype T)、オンラインショップ“ソニースタイル”専売モデルなので一般店頭でなかなか見ることができないこと(type Eのライムとtype B)からだ。この4機種についてのスペック、その他のラインナップのついては、デスクトップはこちらの記事、ノートパソコンについてはこちらの記事を参照してほしい。
ビジネスパーソンにこそ似合う――type T
type Tは、今回発表されたVAIO秋冬モデルの中でもっとも小型軽量のモデル。“バイオノート505”(1997年11月発売)“バイオノートSR”(2000年5月発売)“バイオノートTR”(2003年6月発売)と続くサブノートの流れをくみ、ビジネスパーソンの男性・女性向けの製品として、
- デザイン
- モバイル(携帯性)
- AVエンターテインメント
にこだわって開発された。
type T |
デザインは、皮の手帳やカバンをイメージし、“形状・色・手触りのトータルで上質感を演出すること”を目指したという。カラーは、皮製品などでよく見られる、茶系の“バーガンディーブラウン”と青(紺)系の“ミッドナイトブルー”の2色。いずれも表面にシボ調の加工が施されており、非常に細かい凹凸がサラっとした手触りを実現しているほか、光の当たり加減によっては落ち着いた鈍い輝きを見せる。「スーツに調和したカラーのノートパソコンを持ちたいけれど、ブラックやシルバーは苦手」という人、「光沢感があって指紋が付きやすい塗装は避けたい」という人には特におすすめだ。
バーガンディーブラウン | ミッドナイトブルー | |
写真によって色味に多少バラ付きがあるが、この2枚が一番素直に色が出ている |
表面にシボ調の加工が施されており、非常に細かい凹凸がサラっとした手触りを実現しているほか、光の当たり加減によっては落ち着いた鈍い輝きを見せる |
「スタイリッシュ」とはこういうこと。世界最薄最軽量ノート ソニー「バイオノート505 EXTREME PCG-X505/P」レビュー。写真をクリックすると当該記事に移動します。 |
携帯性という点は、type TR(夏モデル)と比較して約30%薄い25mmの厚さと、同じく約1.8倍長い最大約8時間のバッテリー駆動時間(JEITA測定法による同社測定値)が特徴的だ。本体サイズは幅272×奥行き205×高さ34(最薄部25)で、重さは1.38kg(バッテリーパック装着時)。本体の薄型化には、昨年年末に登場した“バイオノート505エクストリーム”の技術を継承し、マザーボードの基盤面積はtype TRよりも約47%カットされた。これは、エンジニアがマザーボードに載せる部品の機能の重複を極限まで省き、実現したのだという。バッテリー駆動が大幅に伸びたのには新開発の“2直6セルバッテリー”が貢献しており、電圧変換効率を上げることによってバッテリーの電力を最大限有効に活用できるようになったのだという。
バッテリーを外したところ |
週刊アスキーと並べたところ | 週刊アスキーと重ねたところ | |
週刊アスキーとほぼ同じ大きさ |
脇にかかえたところ。重さは1.38kg |
type Tは、DVD±RWドライブと高輝度・高コントラスト・低反射が特徴の10.6インチのクリアブラック液晶(1280×768ドット)を採用し、DVDや音楽などAVエンターテインメントを手軽に楽しむために、専用の操作ボタンを設けている。DVDソフトを再生したい場合は、Windowsを起動させてヒンジ部のDVDボタンを押せば、DVDディスクの映像を一発で再生可能。再生/一時停止/停止/次/前といった操作にもそれぞれボタンが用意されており、ポータブルDVDプレーヤーのような操作感になっている。ポータブル音楽プレーヤーのようにして使いたい場合は、DVDと同じ要領でAV操作ボタンを使い、正面右側のライン入力/ヘッドホンコネクターにヘッドフォンを差し込めば、液晶ディスプレーを閉じた状態でも音楽が聴ける。ボリュームボタン、消音/サウンドエフェクトボタンも専用押しボタンが用意されているので、ジャズ/ロック/クラシック オーケストラといった12種類のエフェクトをつけることも可能。
type Tを開いたところ。右がミッドナイトブルーで、左がバーガンディーブラウン。液晶ディスプレーのフレームとキーボードの周囲はシルバー、キーボードはブラック | キーボード。AV操作ボタンは写真右上 |
DVD±RWドライブ |
AV操作ボタンはキーボードを閉じても操作可能。向かって左側がDVDボタン(一発再生ボタン)、残りの4つには、再生/一時停止、停止、次、前がそれぞれ割り当てられている | ステレオヘッドホン出力端子、消音/サウンドエフェクトボタン、ボリュームボタンは正面右側 |
親指タッチで快適入力! キーボードいらずのミニPC ソニー「VGN-U50」レビュー。写真をクリックすると当該記事に移動します。 | 【フォトレビュー】持ち歩かずにはいられない約550gのWindowsマシン ソニー「VAIOパーソナルコンピューター“type U” VGN-U70P」レビュー。 |
なお、出張先のホテルや飛行機や新幹線などの移動時間などでこうしたAV機能を利用したい時、長時間の会議などでバッテリー駆動時間に不安が残る時には、約550gのWindowsマシン“type U”でも採用されたACアダプターの出番になる。名刺サイズ(幅86×奥行き58.4×高さ21.7mm/約180g)なので、普通のACアダプターよりはかさ張らない。
ラインナップは、超低電圧版Pentium M 733-1.10GHz、40GB HDD、256MBメモリーを搭載した「VGN-T70B/L」(ミッドナイトブルー)と、超低電圧版Celeron M 353-900MHz、40GB HDD、256MBメモリーを搭載したVGN-T50B/L(ミッドナイトブルー)とVGN-T50B/T(バーガンディーブラウン)の3モデル。いずれも、DVD±RWドライブを搭載し、無線LAN機能(IEEE 802.11b/g準拠)を内蔵する。各機種のスペックの詳細はASCII24ニュースを見てほしい。
ソニースタイルなら、Pentium M搭載のバーガンディーブラウンも可能
実用性を高めたいのであれば、ソニースタイル限定モデル「VGN-T90PS」「VGN-T90S」(※1)がおすすめ。自分の目的/使用環境にあわせて、CPU/メモリー容量/光学ドライブ/OS/Office/キーボードが選べる。特に、英字配列のキーボード、Windows XP Professional、最大1GBのメモリー(512MBオンボード+512MB)、Office(Personal/Professional/不要)といった選択肢は、店頭モデルにはないものだ。また、カラーの選択も自由で、店頭モデルにはないPentium M超低電圧版 733-1.10GHz搭載のバーガンディーブラウンも作れる。
※1 ユーザーが選択したOSで型番が異なる。VGN-T90PSがWindows XP Professional搭載モデル、VGN-T90SがWindows XP Home搭載モデルソニースタイルではさらに購入特典として、横からののぞき見を防ぐ液晶パネルの“プライバシーフィルター”が付属するほか、本体購入者限定で本皮製の限定キャリングケースを販売する。このキャリングケースの皮は、使えば使い込むだけ“味”が出るタイプなので、type Tとは別の、ビジネススーツとのコーディネートが楽しめる。なお、type Tの販売スケジュールや価格情報などはこちらで紹介されている。
本皮製のソニースタイル限定キャリングケース。type Tがすっぽりとおさまる大きさ |