VGN-U50
VGN-U50
2004年06月23日 00時00分更新
文● アスキーPC Explorer編集部・宮内 裕行
ソニー
オープンプライス(実売価格:17万8000円)
『GOOD』
- 文字入力や操作が快適。
- Ctrl+Alt+Delの一発ボタンを備えるなど配慮がニクい。
- Celeron M-900MHz搭載でパワーもなかなか。
『BAD』
- バッテリ持続約2.5時間は物足りない。
- 付属キーボードをオプションにして、液晶保護シートを付属してほしい。その分安くなれば◎。
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●【文庫本なみに小さい】 文庫本(150mm×105mm)とほぼ同じサイズの本体。キーボードはないが、タッチパネルで快適入力できる。/●【UXGA気分のタッチパネル液晶】 カーソル操作や文字入力は、左右のボタン類のほかタッチパネル液晶でも行える。仮想デスクトップ機能で1600×1200ドットまで拡大できる。 |
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【フォトレビュー】持ち歩かずにはいられない約550gのWindowsマシン ソニー「VAIOパーソナルコンピューター“type U” VGN-U70P」レビュー |
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本機「VGN-U50」は、キーボード部をスパっと切り捨てた思い切りのいいスタイルが特徴だ。USB接続タイプのポインティングデバイス付きキーボードとストラップを兼ねるフィン型スタイラスも付属するのだが、これら入力デバイスはいらないと思えるほど、タッチパネル文字入力ソフト「NextText」の出来が秀逸で快適である。
NextTextは、本体の鉛筆マークボタンを押すと一発起動する。画面の1/4ほどを占有するソフトキーボードで、両手の親指を使って直押し入力が可能だ。手書き入力も爪先で結構イケる。惜しむらくは、ソフトキーボード画面の大きさがリサイズできず固定されていること。表示位置は自由に動かせるが、さらに1つ1つのキーの表示面積も拡大できれば、キーボードがないデメリットをもっとカバーできたはず。
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●【ボタン1つでタテ表示に】 タテ表示はWeb閲覧/文書作成時に便利。ボタン機能も同時にローテートして違和感なく操作できる。 |
カーソル操作は、右手親指でポインタデバイスをグリグリして移動、左手親指で左/右/センタークリックの各ボタンを押して行う。タスクバーなど液晶パネルのへりにかかる部分は多少操作しづらいが、画面を直接指先でタップしてもいい。映像や音楽を鑑賞する際は、液晶付きリモコンで本体に触れずに再生ソフトをコントロールできるので、モバイル時の操作性は高い。
コンパクトさはPDAにはかなわないが、XP搭載なのでノートPCのように普段慣れた環境そのままをモバイルできる利点は大きい。持ち歩かないときは付属のポートリプリケータやディスプレイ出力コネクタで、大きなモニタに出力してやればいい。「何に使える?」という疑問より「何に使おうか?」というワクワク感のほうが上回る、遊び心満点のPCだ。
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ポートリプリケータ前面 | | ポートリプリケータ背面 |
●【強力ポートリプリケータが付属】 本体に無線LAN(IEEE 802.11b/g)とCFカードスロット(Type II)を備えており、モバイル時の通信は万全。セットした付属ポートリプケータには、USB 2.0×4/Ethernetコネクタ/IEEE 1394(4ピン)/D-sub15ピンなどを搭載する。 |
VGN-U50の主なスペック |
製品名 |
VGN-U50 |
CPU |
超低電圧版Celeron M-900MHz |
メモリ |
256MB(PC2100対応DDR SDRAM 専用DIMM/最大512MB) |
液晶モニタ |
5インチTFT(800×600ドット、インナータッチパネル式) |
HDD容量 |
20GB |
通信 |
無線LAN(IEEE 802.11b/g) |
カードスロット |
CFカードスロット(Type II)×1、メモリースティック(PRO対応)×1 |
インターフェイス |
USB 2.0×1、ヘッドフォン出力 |
サイズ |
167(W)×26(D)×107(H)mm |
重量 |
約550g |
OS |
Windows XP Home Edition |