同社が「Cooler Accelerator」と呼ぶ冷却機構。システム内部の熱を効果的に外部へ排出するという | 「PF4 EXTREME」“EXTREME”といえば同社の上位モデルに与えられる呼び名だが、今回の製品も6層基板に多数のオンボードインターフェイスを搭載した豪華な仕上がり |
ECSから、同社では2製品目となるLGA775対応マザーボード「PF4 EXTREME」が発売された。“EXTREME”といえば、同社の上位モデルに与えられる呼び名。今回の製品も6層基板に多数のオンボードインターフェイスを搭載した豪華な仕上がりとなっている。
ブラケット部の様子。「Cooler Accelerator」は比較的熱くなりやすい電源周りの回路近くに装着されているのがわかる | LGA775マザーの多くがNorth Bridgeにファンを装備しないが、今回の製品ではしっかり装着 |
まず基板を見て目に留まるのが、ブラケット部に装備された緑色のダクトだ。これは同社が「Cooler Accelerator」と呼ぶ冷却機構。透明な40mm角ファンを装備し、システム内部の熱を効果的に外部へ排出するという。他の部分と比べて、比較的熱くなりやすい電源周りの回路近くに装着されているのがわかる。
また、LGA775マザーの多くがNorth Bridgeにファンを装備しないが、今回の製品ではしっかり装着。South Bridgeには“EXTREME”と象られたヒートシンクを装備しているのもユニークなところ。もちろん同シリーズお約束となったシルバーのプレートも健在だ。
チップセットは“i915P+ICH6”。拡張スロットはPCI-Express×16が1、PCI-Express×1が2、PCIが3(黄色いスロットは電流安定用コンデンサ搭載の“PCI Extreme”)、メモリはDDR2 533対応のDDR2スロットを4本搭載。オンボードインターフェイスには、IEEE1394のほか、8チャンネル対応サウンド、SiS製コントローラと“ICH6”によるSerial ATA RAIDを合計6ポート装備する。さらにオンボードでMarvell製ギガビットイーサとRealtek製10/100Base-Tイーサネットを搭載するほか、アクセスポイントとしても利用可能なクレドール付きUSB2.0接続の無線LANが標準で付属する。
その他ケーブル類はもとより、BIOS復旧用のロム「TOP-HAT Flash」やUSBなどのブラケット部を3.5インチベイに変換するキットを始めたとした豊富な付属品も魅力的。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで1万8280円、TSUKUMO eX.で1万8800円、フェイスで1万8970円。