ECS製のユニークなマザーボードが3種類登場した。「未だ完全なサンプル版(ECS)」という製品ばかりだが、同社らしさが漂う変り種マザーボードばかりだ。
“SiS661FX+SiS964”を搭載する「661FX-M7」は、LGA775に対応するマザーボード | LGA775マザーは、現在のところIntel系チップセットを搭載した製品しか発売されておらず、発売されれば珍しい製品といえる |
チップセットに“SiS661FX+SiS964”を搭載する「661FX-M7」は、LGA775に対応するマザーボード。そもそも“SiS661FX”といえば、昨年10月に登場したVGA統合型のPentium 4用チップセットだが、なぜかLGA775に対応しているというマザーボードだ。LGA775マザーは、現在のところIntel系チップセットを搭載した製品しか発売されておらず、その意味では貴重な製品になりそうだ。
「848P-A7」は、なんと“i848P+ICH5”を採用するLGA775マザー | 基板はすっきりしたもので、主なオンボードインターフェイスはサウンドとイーサネット、“ICH5”によるSerial ATA程度 |
「848P-A7」は、なんと“i848P+ICH5”を採用するLGA775マザー。ご覧の通り、基板はすっきりしたもので、主なオンボードインターフェイスはサウンドとイーサネット、“ICH5”によるSerial ATA程度だ。メモリもDDR2に対応するLGA775版Pentium 4だが、“i848P”採用のためおそらくはシングルチャネルDDRのみのサポートと思われる。「とにかくLGA775対応CPUが動けばいいんだ」と言わんばかりのマザーといえる。
Socket 478対応のモデル“i845GV+ICH4”採用の「845GV-M3」 | 本来AGPをサポートしないはずの“i845GV”にECSオリジナルの“AGP Express”を装備したという製品だ |
最後に紹介するのが“i845GV+ICH4”採用の「845GV-M3」。さすがにここまでくると、LGA775対応とはいかずSocket 478対応のモデルとなるが、本来AGPをサポートしないはずの“i845GV”にECSオリジナルの“AGP Express”を装備したという製品だ。ビデオカードの対応状況などは不明ながら、オンボードVGAと“AGP Express”の同時出力が可能というのがウリとなる。具体的な価格は決まっていないとのことだ。
以上3製品を含む計5製品ほどが、明日1日だけ“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”にて展示される。同店では、同時にSilverStoneの新製品や未発表製品を展示している“SilverStone Autumn Collection”も開催されているので、秋葉原に行くなら寄って見るとよいだろう。