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ASUSTeK初の“i915G”マザーはDDRとDDR2の両対応!

2004年07月22日 21時57分更新

文● 増田

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P5GDC-V Deluxe パッケージ
ASUSTeKの“i915G+ICH6R”を搭載するLGA775対応マザーボード「P5GDC-V Deluxe」初回の流通量はやや少なめ。ただし“売れる”要素は満たしていると言えそうな製品だ

 ASUSTeK製の“i915G+ICH6R”チップセット搭載マザー「P5GDC-V Deluxe」が登場した。搭載するメモリスロット6本のうち4本がDDR DIMM、2本がDDR2 DIMMというメモリスロットがコンボ仕様となるのが特徴の製品だ。



メモリスロット6本 バックパネル
搭載するメモリスロット6本のうち4本がDDR DIMM、2本(黄色)がDDR2 DIMMというメモリスロットがコンボ仕様となるのが特徴VGA出力に加えオプティカルとコアキシャルのOUTを両方搭載する

 DDR対応とDDR2対応の両方のスロットを装備した製品としては、Gigabyteの「GA-8GPNXP Duo」や「GA-8I915P Duo」また、MSIの「915P Combo-FR」「915P Combo-FR」などが発売済みだ。当然ASUSTeK製としては初の製品で、VGA機能統合型のチップセット“i915G”を採用したモデルに絞れば「915P Combo-FR」に次ぐ2製品目となる。
 LGA775対応マザーボードの売れ筋製品としては、各ショップとも“i915G”を採用したモデル、またはDDR、DDR2両対応のモデルを挙げる場合が多く、そういう意味でも今回登場した「P5GDC-V Deluxe」は“売れる”要素を満たした製品といえるだろう。



拡張スロット ICH6R
拡張スロットはPCI-Express×16が1、PCI-Express×1が2、PCIが3ATA 133 RAIDと“ICH6R”によるSerial ATA RAIDが4ポート。オンボードインターフェイスは豊富だ
Stack Cool AI Overclocking
一部同社のLGA775マザーで採用されている“Stack Cool”CPUやコンデンサが配置される丁度裏面に装着することで放熱効果をあげるというマニュアル記載の“AI Overclocking”の項目には、“FSB1066/DDR2-710”といった記述も確認できる

 主なスペックは、拡張スロットにPCI-Express×16が1、PCI-Express×1が2、PCIが3。オンボードインターフェイスには、IEEE1394に8チャンネルサウンド、PCI-Express接続となるギガビットイーサネット、VGA、ATA 133 RAID、“ICH6R”によるSerial ATA RAIDが4ポートという構成。ちなみに、6本搭載するうちの2本のDDR2 DIMMは同社独自の技術によりDDR2 600をサポートするとしている。メーカーウェブサイトや同梱のマニュアルにも同様の記載が見られ、オーバークロッカーにとっては注目の機能といえる。もちろん、メモリやCPUコア、チップといった各種電圧の調整も可能。こちらも同社専用機能のひとつである“AI Overclocking”の項目(マニュアル)には、“FSB1066/DDR2-710”といった記述も確認できる。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで2万480円、高速電脳で2万2365円となっており、流通量はそれほど多くはないようだ。



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