LaVieシリーズも、基本的には主要スペックが強化された程度のマイナーチェンジにとどまっている。その中で、モバイルDuron搭載A4ノート「LaVie U」のモデル名が「LaVie L」に変更されている。AV連携機能の強化やデザイン面での洗練化が行われたことにより、コストパフォーマンス以外でも注目点の多いマシンとなっている。
全機種コンボドライブ内蔵のA4ノート
LaVie C/S
シックなイメージに変更されたA4オールインワンノートの「LaVie C」。全モデルにコンボドライブを内蔵する。 |
シルキーホワイトなど、かなり特徴的な筐体色を採用していたA4オールインワンノートの「LaVie C」は、主要スペックにはあまり違いはないものの、筐体イメージに大きな変更が加えられている。特に変わったのはキーボードで、従来のスケルトンタイプからメタリックタイプになり、随分と落ち着いた雰囲気になった。今回ラインナップされた2モデルは、ともにコンボドライブを装備するほか、上位モデルの「LC800J/74DH」はBluetooth機能を内蔵し、同社から発売されるBluetooth内蔵TAの「AtermITX92BT」などとの間でワイヤレス通信が可能である。
TV機能を搭載するAVノート「LaVie S」は、従来用意されていた15インチ液晶搭載機がなくなり、14.1インチ液晶搭載の1モデルのみとなった。LaVie Cと同様にキーボードがメタリックタイプになり、CPUがMobile Celeron-650MHzから、同700MHzに強化された以外には、大きな変更点はない。
製品名 | LC750J/74DH | LC800J/74DH |
---|---|---|
CPU | Mobile PentiumIII-750MHz | Mobile PentiumIII-800MHz |
メモリ | 128MB | |
液晶 | 14.1インチTFT(1024×768ドット) | |
HDD | 20GB | 30GB |
ドライブ | DVD/CD-RW(R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速) | |
通信 | モデム、LAN | モデム、LAN、Bluetooth |
サイズ | 308(W)×262(D)×41~44(H)mm | |
重量 | 約3.5kg | |
OS | Windows Me | |
Office XP | ○ | ○ |
製品名 | LS70H/74DH |
---|---|
CPU | Mobile Celeron-700MHz |
メモリ | 128MB |
液晶 | 14.1インチTFT(1024×768ドット) |
HDD | 20GB |
ドライブ | DVD/CD-RW(R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/CD24倍速) |
通信 | モデム |
サイズ | 377(W)×290(D)×42(H)mm |
重量 | 約4.1kg |
OS | Windows Me |
Office XP | ○ |
価格以外の注目点も多数ある低価格A4ノート
LaVie L
Mobile Duronを搭載した格安A4ノートの「LaVie L」。ブルーとシルバーを基調とした筐体デザインで、質感もグッとアップしている。 |
Mobile Duron搭載の「LaVie L」は、従来からのコストパフォーマンス重視の路線に加え、IEEE1394端子や光デジタル音声出力端子の追加、全モデルにCD-RWドライブもしくはコンボドライブを内蔵、そして本体デザインそのものもLaVie Cに近いブルーとシルバーを基調としたものに変わり、いわゆるエントリモデルという以上の意味合いを持ったマシンとなった。
今回用意されているのは、13.3インチTFT液晶と14.1インチTFT液晶、CD-RWドライブとコンボドライブを組み合わせた4モデル。ただし、13.3インチ液晶&コンボドライブの「LL700R/73DH」はCD-R書き込みが4倍速で(本機以外はすべて8倍速まで対応)、14.1インチ液晶&コンボドライブの「LL800R/74DH」のみMobile Duron-800MHzを搭載する(本機以外はすべて同700MHz)。また、本機をベースにしたWeb直販モデル「LaVie G」には、モバイルAthlon-1GHz搭載機が用意されているのも興味深い点だ。
製品名 | LL700R/73AR | LL700R/74DR | LL700R/73DH | LL800R/74DH |
---|---|---|---|---|
CPU | Mobile Duron-700MHz | Mobile Duron-700MHz | Mobile Duron-700MHz | Mobile Duron-800MHz |
メモリ | 128MB | |||
液晶 | 13.3インチTFT(1024×768ドット) | 14.1インチTFT(1024×768ドット) | 13.3インチTFT(1024×768ドット) | 14.1インチTFT(1024×768ドット) |
HDD | 20GB | |||
ドライブ | CD-RW(R8倍速/RW4倍速/CD24倍速) | DVD/CD-RW(R4倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速) | DVD/CD-RW(R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速) | |
通信 | モデム | |||
サイズ | 308(W)×262(D)×41~44(H)mm | |||
重量 | 約3.5kg | |||
OS | Windows Me | |||
Office XP | - | ○ | ○ | ○ |
さらに新要素プラスのモバイルノート
LaVie M/MX
新たに微透過型TFT液晶モデルが登場したCrusoeノート「LaVie MX」。長時間バッテリ駆動と液晶の見やすさを両立したマシンだ。 |
12.1インチ液晶搭載のB5モバイルノート「LaVie M」は、従来用意されていた外付けCD-ROMドライブが標準添付のマシンがなくなり、今年新登場した光メディアドライブ内蔵タイプのみとなった。
筐体デザインなどには変更点はないものの今回の3モデルは、すべて標準でコンボドライブを内蔵するのが最大の特徴。さらにMobile PentiumIIIを搭載する上位2モデルには、コンボドライブの代わりに内蔵できるセカンドバッテリが標準で付属し、最大4時間程度のバッテリ駆動が可能になる。
Crusoe搭載のLaVie MXには、「10.4インチ微透過型TFT液晶」搭載機が現れた。この液晶はバックライトをユーザーが自由にオンオフできるという機能を持つ。これにより、明るい場所では、バックライトを消して反射型液晶として利用することでバッテリを節約し、暗い場所ではバックライトを点灯させることで、比較的明るい液晶表示が可能になった(ただし、一般的なバックライト搭載機ほどの明るさにはならない)。従来用意されていた反射型液晶とバックライト搭載型液晶の両方の利点を兼ね備えたユニークなマシンだ。
製品名 | LM60H/72DH | LM700J/72DH | LM800J/72DH |
---|---|---|---|
CPU | Mobile Celeron-600MHz | Mobile PentiumIII-700MHz | Mobile PentiumIII-800MHz |
メモリ | 64MB | 128MB | |
液晶 | 12.1インチTFT(1024×768ドット) | ||
HDD | 20GB | 30GB | |
ドライブ | DVD/CD-RW(R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/CD24倍速) | DVD/CD-RW(R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速) | |
通信 | モデム、LAN | ||
サイズ | 283(W)×238(D)×28.5~34(H)mm | ||
重量 | 約1.83kg | 約1.89kg | 約1.91kg |
OS | Windows Me | ||
Office XP | ○ | ○ | ○ |
製品名 | LX60T/71EC | LX60T/7B1EC |
---|---|---|
CPU | Crusoe TM5600-600MHz | Crusoe TM5600-600MHz |
メモリ | 128MB | |
液晶 | 10.4インチTFT(1024×768ドット) | 10.4インチ微透過型TFT(1024×768ドット) |
HDD | 20GB | |
ドライブ | 最大6倍速(外付け、USB) | |
通信 | モデム、LAN | |
サイズ | 264(W)×211(D)×21~29.5(H)mm | |
重量 | 約1.39kg | |
OS | Windows 2000 | |
Office XP | ○ | ○ |
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