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コクヨのエコライブオフィス 具体的な施策

春夏秋冬でオフィスを考えると、仕事の創造性が変わる

2008年11月27日 11時00分更新

文● 行正和義

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一歩先を行くフリーアドレス制

知的照明システムのアップ

オフィス部の一部。対面式の横長座席のほかにも丸テーブル風のデスクも用意されている。もちろんここもフリーアドレス制のワークスペースの一部。なお、中央の丸い部分にはデスクライトが内蔵されており、こちらも利用されるエリアのみ照らされるようになっている

知的照明システムのアップ

座席アシストシステムDARTS。IDカードの社員証をかざせば業務と作業内容などを考慮しつつランダム性を付加してその日その日の座席が割り振られる

 フリーアドレス制に関しても、新しい試みがなされている。フリーアドレス制では、各社員が好き好きに作業場所を選べるといっても、しばらく経つと個人の好みや習慣で座る席がだいたい決まってしまうこともある。しかしエコライブオフィスの場合は、「DARTS」と呼ばれる座席アシストシステムが導入されている。これは社員各自の業務や、その日の作業内容(チーム作業か単独の作業なのか)によってシステムが自動的に座席を割り当てるというもの。

 これは、社員が狭いグループだけで固まってしまうのを防ぐという意味あいもあるが、外回りの営業や自宅作業などによって席で作業する社員が少ない場合には使用する席を一カ所に集中することで、使われないエリアの照明・空調を省電力化する。

 コクヨではエコライブオフィスに限らず全社レベルでDARTSシステムの導入を進めており、社長室を含むエグゼクティブエリアを一般社員が使う場合もあるという。カフェやリラクゼーションスペース(喫煙場所)などは、縦割りの組織単位を超えた社内の情報共有の場であって、部課を超えた交流から新しい発想や業務改革が生まれる、という見方はさまざまな企業で実践されているが、それをワークスペースにも当てはめ、積極的に進めるものとして見ることができる。

 ひとつのオフィス内にさまざまな作業スペースを用意して能動的に作業エリアを変えさせる適業適季とDARTSシステムは、従来型のオフィスを見慣れた目からすれば、ややユニークすぎる印象を受けるのは確かだが、いつもの席でいつものメンバーで業務を繰り返すというマンネリ感から脱却した、新しい創造的オフィス環境と言える。エコライブオフィスは単なる省エネオフィスとしてだけでなく、近未来の明るいオフィス環境のモデルケースとして見ると、面白い。

コクヨのコンセプトモデル

エコライブオフィス自体の内容ではないが、当オフィスは同社の営業およびエコ関連製品開発部隊が入っていて一部は展示スペースとなっている(適業敵季の「発信する」)。さいごにオマケとして、その一部を紹介する。

段ボール製デスク。軽くて丈夫で折りたたむと非常にコンパクトになる

「人力発電オフィスチェア」。ノートPCを充電しながらオフィスワークというも非常にエコを体現している

仕事しながら(座ったままでも)移動可能なデスク。底にはコロが付いている。フリーアドレスなオフィスに導入すればかなり画期的!?

記事の内容を一部変更しました。DARTSシステムは、社員食堂には適用されておりません。

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