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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 第44回

仮想敵はUMPC!? BlackBerry Bold

2008年10月23日 15時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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ケータイと比べるとかなり幅が広い部類に入るが、片手で握れないこともない。キータイプは両手、メニュー操作やブラウジングは片手といった感じで使い分けてもいい

3タイプの法人ユーザーを狙うドコモ

 ドコモはBlackBerryのほかに、Windows Mobileや、今後発表するAndroidなど、ほかのプラットフォームも展開している。このあたりとの棲み分けはどうなるのだろうか?

 「BlackBerry Boldはやはりビジネス寄りの端末です。オフィスにあるパソコンのメールやブラウジング、スケジュールといった機能を持ち運ぶならBlackBerryがぴったりです。一方、Windows Mobileの方がコンシューマー寄りですね。音楽や動画などを楽しむプライベートなパソコン機能を持ち歩くのに向いていると言えます。Androidはいまの時点では判断が難しいですね。スペックやサービスが決まっていないし、これまでのスマートフォンとは少し考え方が違うので」(三嶋氏)

NTTドコモの発表会では、BlackBerryを「パソコンの利便性を手のひらに凝縮したスマートフォン」と表現している

 さらにドコモでは次のように法人向けのモバイル利用形態を3パターンに分けて考えている。

(1)通話機能中心のビジネスユーザー
メールやウェブはあまり使わず、主に通話機能を重視するユーザー。FOMAや企業IP内線サービスを合わせて使える「N906iL onefone」など。

(2)外周りが中心のビジネスユーザー
営業で外出していることが多く、定型フォームに作業日報を入力するといったユーザーには、入力インターフェースが多彩なWindows Mobile端末。

(3)社内稟議決裁などを指示する幹部マネージャー層
会議などが多く、自分のデスクでゆっくりメールチェックができないユーザー。メール中心に報告を受けたり、決裁するなら場所を選ばないBlackBerry端末。

 実際、BlackBerryは管理職以上の人が持つことが多いようだ。例えば社内で段階的に導入される場合、まず役員クラスが持ち、続いて部長クラス、課長クラスと上層部から支給される。メールや業務管理システムで意志決定や決済を行ない、15分単位でリアルタイムにスケジュールが変更されるような多忙なユーザーが、BackBerry Boldのペルソナと言える。

スケジュール管理画面。リアルタイムに変更が反映されて、部下や上司に共有できる

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