最近、四川大地震の被害状況を「だいち」が撮影した写真を公開するなど、日本が打ち上げた人工衛星の活躍ぶりがニュースで伝わってきます。
なかでも、先日(20日)のテレビニュースでも取り上げられたのが、月周回衛星「かぐや(SELENE)」が発見した、アポロ15号のエンジン噴射の痕跡。かぐやを打ち上げた宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、同時にアポロ15号で撮影された風景とまったく同じ三次元画像も公開し、こうした痕跡が観測されたのは世界でも初めて(の快挙)だと発表しました。
この発表がニュースバリューを持つのは、もちろん「あの論争」があるから。実はアポロは月面に行っておらず、報道で流されていたのは特撮映像だったというやつですね。冷静を装ったふうのNHKのニュースを見て、「アポロ15号の活動の証拠となる重要な痕跡だ」という機構のコメントを採用しているあたりで、「やるな、NHK」とニヤッとした人もいるのではないでしょうか。
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