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日本の宇宙開発最前線 第6回

「かぐや」も「きずな」もがんばっています!

アポロ疑惑に終止符? 日本の人工衛星、大活躍!

2008年05月26日 13時49分更新

文● 小黒直昭

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かぐや

月周回衛星「かぐや」(SELENE)のイメージ。提供:JAXA

 最近、四川大地震の被害状況を「だいち」が撮影した写真を公開するなど、日本が打ち上げた人工衛星の活躍ぶりがニュースで伝わってきます。

 なかでも、先日(20日)のテレビニュースでも取り上げられたのが、月周回衛星「かぐや(SELENE)」が発見した、アポロ15号のエンジン噴射の痕跡。かぐやを打ち上げた宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、同時にアポロ15号で撮影された風景とまったく同じ三次元画像も公開し、こうした痕跡が観測されたのは世界でも初めて(の快挙)だと発表しました。

今回公開された、アポロ15号の着陸船が着陸の際につけた噴射の跡と見られる地形。着陸によりこうした地形変化があったことは、当時のNASAの写真に記録されている。提供:JAXA

JAXAが地形カメラから作成した着陸地点の三次元画像(左)と、アポロ15号で撮影された実際の写真(右)。表現された地形はほぼ同一といっていい。提供:JAXA

 この発表がニュースバリューを持つのは、もちろん「あの論争」があるから。実はアポロは月面に行っておらず、報道で流されていたのは特撮映像だったというやつですね。冷静を装ったふうのNHKのニュースを見て、「アポロ15号の活動の証拠となる重要な痕跡だ」という機構のコメントを採用しているあたりで、「やるな、NHK」とニヤッとした人もいるのではないでしょうか。

(次のページへ続く)

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