宇宙飛行士の土井さんがミッション報告会を行なったことはお知らせしましたが(関連記事)、その帰りに筑波宇宙センターの展示室にお邪魔してきました。
ここには今まで打ち上げたロケットや人工衛星などが展示してあるのですが、驚くことにほとんどが実物大なのです。係員に話を聞くと「実際に打ち上げたモノのテスト版(予備機)」がここに展示されているということです。様々な試験を行なって、安全性や信頼性を確認したあとに、まったく同じモノを宇宙に打ち上げているのです。レプリカや模型などではく、ある意味ホンモノが展示されているのが、この展示室の見所です。月周回衛星「かぐや」が撮影した月面のハイビジョン映像も見ることができました。
そのほかには、歴代ロケットのミニチュアモデルや、ロケットエンジンのカットモデル、中に入ることもできる「きぼう」の実物大モデルなど、宇宙に関する様々な展示物があり、解説を読めば何のために打ち上げられたのかを知ることもできます。
この施設は無料で見学することができ、年末年始以外は無休で、営業時間は10:00~17:00(受付は16:00まで)です。宇宙を身近に感じられる場所「筑波宇宙センター」、つくばエクスプレスに乗ってフラリと遊びに行ってみてはどうでしょうか。

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