東京国際フォーラムにおいて19日、JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行委員会が主催する「コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル/CoFesta)」の開幕を記念したグランドオープニングセレモニーが開催された。セレモニーには甘利 明経済産業大臣、岸田文雄内閣府特命担当大臣、メインキャラクターを務める俳優の役所広司氏をはじめ、ゲストクリエイターとして堀井雄二氏、富野由悠季監督、PUFFYなど各業界の著名人が登場した。後半では、テーマ曲を作曲した久石 譲氏が東京フィルハーモニーオーケストラを率いて記念ライブを行ない、コ・フェスタ開幕を高らかに告げた。
そもそも、コ・フェスタって何?
コ・フェスタとは、この秋に国内で集中的に開催されるゲーム、アニメ、マンガ・キャラクター、音楽、放送、映画といった、さまざまなコンテンツ産業に関わるイベントを連携して開催する、世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルの総称だ。20日にその第1弾として「東京ゲームショウ2007」(関連記事)で開幕し、「第20回東京国際映画祭」が終了する10月28日まで、実に40日間に渡ってジャパンコンテンツの響宴が繰り広げられる。同委員会が承認し、期間中開催されるイベントは次の通りだ。
ゲーム
- 東京ゲームショウ2007
- 9/20(木)~9/23(日)
幕張メッセ - DiGRA 2007
- 9/24(月)~9/28(金)
東京大学本郷キャンパス - CEDEC 2007
- 9/26(水)~9/28(金)
東京大学本郷キャンパス
オールジャンル
- 劇的3時間SHOW-10人のコンテンツプロフェッショナルが語る-
- 10/1(月)~10/10(水)
青山スパイラル
エレクトロニクス
- CEATEC JAPAN 2007
- 10/2(火)~10/6(土)
幕張メッセ
アニメ
- Japan Animation Contents Meeting 2007
- 10/4(木)~10/7(日)
秋葉原UDX
CG
- ASIAGRAPH 2007
- 10/11(木)~10/14(日)
秋葉原UDX
放送
- 国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2007
- 10/12(金)、10/13(土)
青山スパイラル
音楽
- 第4回東京アジア・ミュージックマーケット
- 10/15(月)~10/19(金)
恵比寿・渋谷
マンガ/キャラクター
- 秋葉原エンタまつり2007
- 10/20(土)~10/28(日)
秋葉原クロスフィールド
映画
- 第20回東京国際映画祭
- 10/20(土)~10/28(日)
六本木ヒルズ・渋谷 - TIFFCOM2007
- 10/22(月)~10/24(水)
六本木ヒルズ - 第4回文化庁映画週間-Here&There-
- 10/20(土)~10/25(火)
六本木ヒルズ・渋谷 - ジャパンロケーションマーケット2007
- 10/22(月)~10/24(水)
六本木ヒルズ
放送
- ATP賞テレビグランプリ2007
- 10/23(火)
六本木ハリウッドホール - 第34回「日本賞」教育番組国際コンクール
- 10/23(火)~10/29(月)
渋谷NHK放送センター
オールジャンル
- 東京コンテンツマーケット2007
- 10/25(木)、10/26(金)
六本木ヒルズ
人材育成
- 国際コンテンツ人材交流・育成セミナー
- 9/20(木)、9/21(金)、10/26(金)、10/27(土)
明治大学駿河台校舎
このほか、実行本部が承認したパートナーイベントが大阪、京都、名古屋などで開催される。
すでにお気づきかと思うが、コ・フェスタはまったく新規のイベントというものではない。これまで何年にも渡って開催されてきた各イベントを“コ・フェスタ承認イベント”とし、バラバラに開催されていた各イベントが緩やかに連携することで、海外に対して“ジャパン・コンテンツここにあり!”と印象づけることがその目的となる。
過去には、教育の妨げとなる代表として虐げられてきたゲームやマンガ、アニメといったコンテンツ産業だが、近年では“クールジャパン”との海外評価にともなって、日本経済を担う重要な産業のひとつと位置づけられている。コ・フェスタはまさにその象徴とも言えるイベントであり、オープニングセレモニーの内容、ゲストの豪華さを見れば、経済産業省をはじめとした関係省庁の力の入れようもいかばかりかというものだ。