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【レポート】アジア地域発の一大CGイベントがアキバで開幕――ASIAGRAPH2007

2007年10月14日 14時46分更新

文● 千葉英寿

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第1回ASIAGRAPH
第1回となるASIAGRAPHがスタートした

 アジア地域で活躍するCG分野の研究者とクリエイターが集う国際的CGイベント「ASIAGRAPH2007 in Tokyo」が11日、東京・秋葉原駅前の秋葉原UDXで開幕した。主催はアジアグラフ2007実行委員会および経済産業省、(財)デジタルコンテンツ協会。共催は「バーチャルリアリティ学会」。11日は12日からの一般公開に先立って、オープニングレセプションがアキバスクエアで行なわれた。また、同時開催として、これまで春に行われていた「デジタルコンテンツグランプリ」ならび「デジタルクリエイターズコンペティション」の贈賞式がアキバ3Dシアターで執り行なわれた。

会場の秋葉原UDX 会場の秋葉原UDX

 ASIAGRAPH2007は、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(コ・フェスタ)のオフィシャルイベントのひとつ。CG分野における学術発表や作品展示を通じて、アジア独自のメディア芸術文化について情報発信や交流を行なう、学術性と芸術性を兼ね備えたイベントとして、今年が初開催となる。同イベントは12日から14日までの3日間に渡って秋葉原UDX内で一般公開され、エキシビジョンとして“クリエイティブファクトリー”がアキバスクエアで、“CGアートギャラリー”がUDXギャラリーでそれぞれ行なわれるほか、“記念講演パネル”や“国際シンポジウム”などの講演会がアキバ3Dシアター、“セミナー”や“ワークショップ”がUDXカンファレンスにて行なわれた。

高島 章氏 山本かなえ氏 大谷信義氏
デジタルコンテンツ協会会長の高島 章氏経済産業大臣政務官の山本かなえ氏コフェスタ実行委員長の大谷信義氏

 11日にはこれらに先駆けて、アキバスクエアでのレセプションが行なわれた。レセプションの冒頭で、デジタルコンテンツ協会会長の高島 章氏が挨拶に立ち、続いて主催者を代表して経済産業省 経済産業大臣政務官の山本かなえ氏が挨拶した。山本氏は「ASIAGRAPHはアジアを舞台とするイベントであり、アジア各国のCGクリエイターが集まります。ここで新たな創造と連携が生まれることを願っています」と語った。続いて、コ・フェスタ実行委員長の大谷信義氏が登壇し、「コ・フェスタはASIAGRAPHなどのオフィシャルイベントをはじめ、全国各地で行なわれるパートナーイベントを含め、世界最大規模のコンテンツフェスティバルとなります。一層の国際交流が進むことを期待しています」と述べた。

河口洋一郎氏
ASIAGRAPH実行委員長の河口洋一郎氏

 レセプションの後半では、ASIAGRAPH実行委員長で東京大学院情報学環教授のCGアーティスト、河口洋一郎氏が登壇し、「アジアは多様性です。多様性とは“ちゃんぽん”。CGを使って、人間との関係の中で時間と空間を表現していきます」と語った。

 さらに河口氏による「Gemotion」(ジモーション)と題したアートパフォーマンスが行われた。会場のスクリーンには河口氏の制作したCG映像が投影され、その前でダンスパフォーマンスと和太鼓による演奏が行なわれた。CG映像がダンサーの動きに合わせて変化する仕組みで、2名のダンサーの繊細な動きやダイナミックな動きにCGが見事に呼応し、驚異的な映像をリアルタイムで創り上げていた。人の動きに呼応してCG映像が変化するという最先端の技術と表現でありながら、ダンスパフォーマンスとのリンクがどことなく1980年代のアートを想起させる、懐かしいものになっていたのはご愛嬌か。

Gemotion
CG映像にダンスがリンクするパフォーマンスが行なわれた

 この後、東京フードシアターに会場を移し、鏡開きなどのイベントが行なわれ、アーティストや技術者、教育関係者、業界関係者の交流が行われた。レセプションの終盤にはファッションデザイナーの山本寛斎氏が姿を現わし、「先端にいる若者たちと交流しにきた」とにこやかに語っていた。

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