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最新パーツ性能チェック ― 第49回

【最新パーツ性能チェックVol.49】

日本限定CPU「Athlon 64 X2 6000+」(89W版)を従来モデル(125W版)と比較!

2007年09月01日 22時52分更新

文● 宇野 貴教

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 それでは「Athlon 64 X2 6000+」の新旧モデルを比較してみよう。まずは消費電力削減以外の改良が加えられている可能性を配慮して、パフォーマンスのチェックから行なってみる。ベンチマークはSiSoftの「Sandra XII」から、CPUとメモリ関連のベンチマークテストを行なってみた。

Sandra XII CPU Benchmark(Flops)
Sandra XII CPU Benchmark(単位:Flops)
Sandra XII Cache & Memory Benchmark(MB)
Sandra XII Cache & Memory Benchmark(単位:MB)

 結果を見ると、両者の違いは測定誤差レベルのわずかな差である。このことから、TDP89WのパフォーマンスはTDP125W版とまったく同じと見てよいだろう。

89W版CPU-Z 125W版CPU-Z
「CPU-Z」で新旧CPUを比較。左が89W版、右が125W版だ。リビジョンやステッピングなどの表示はまったく同一で、違いは動作電圧が0.05V下がっていることのみとなる

 新モデルのセールスポイントとなる消費電力のテストは、CPUの負荷に応じて自動的にクロックと電圧を制御する機能“Cool'n'Quiet”(以下、CnQ)オン時のアイドル、CnQオフ時のアイドル、「Sandra XII」のマルチメディア演算テスト、「CPU MultiMedia Benchmark」実行時の消費電力を、サンワサプライのワットチェッカーを用いて測定した。

消費電力(W)
消費電力(単位:W)

 ベンチマーク実行時で40Wの違いも大きいが、CnQオンでのアイドル時でも35Wという大きな差がついている点も見逃せない。電源を投入しているすべての時間において、旧モデルから最低でも35Wの省エネが実現できることになるわけである。登場からわずか半年で、パフォーマンスはそのままに消費電力をここまで落とした点は、かなり評価できるだろう。

パッケージ

“Athlon 64 X2”ユーザーのアップグレード向けCPUに最適

 同CPUは、既存モデルを改良し使いやすくすることで対象ユーザーを増やしていくAMDの特徴が大きく出たCPUと言えるだろう。Athlon 64 X2シリーズ4000~5000番台は、“Brisbane”コアを除きいずれもTDPが89W以上だ。これらを使っているユーザーならば、同じTDPであるこの6000+に差し替えるだけで最新のハイエンド仕様PCとなる。ちなみに89W版の秋葉原での価格は、125W版より約3000円ほど高め。これだけの価格差で低消費電力のCPUが入手できるとなると、かなりお買い得感が高いといえる。89W版の「Athlon 64 X2 6000+」は、パワー不足を感じてきたAthlon 64 X2ユーザーへの、お手軽なアップグレードCPUとなるはずだ。

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