“COMPUTEX TAIPEI 2007”をまとめてチェック! 第2回
【COMPUTEX TAIPEI 2007 Vol.2】
AMDとインテルの新CPU発表会を追う!
2007年06月05日 23時59分更新
AMDがTDP45Wの新CPU「Athlon X2」を発表!
5日、台北で開催中の“COMPUTEX TAIPEI 2007”にてAMD主催のプレスカンファレンスが行なわれた。そこで、TDP45Wの新デュアルコアCPU「Athlon X2 BE-2350」(2.1GHz)と「Athlon X2 BE-2300」(1.9GHz)の2製品が正式に発表された。
新CPUはどちらも65nm SOIプロセスで製造され、2次キャッシュは512MB×2となる。ちなみに、1000個単位での価格は「BE-2350」が91ドル、「BE-2300」が81ドル。“Athlon X2”については以前のニュース記事で伝えたとおりで、消費電力が下げられたこと以外は従来の“Athlon 64 X2”シリーズと変わらない。また、【最新パーツ性能チェック Vol.47】で「Athlon X2 BE-2350」の性能を紹介しているので、そちらも参照してもらいたい。
さらに、同社は小型PCのフォームファクタ“DTX”の最終的な仕様を同時に発表した。前述の45Wプロセッサに最適なことから、今後各社から同仕様に基づいた製品が続々とリリースされることが予想される。
199ドルで盛り上がる!インテルの基調講演で低価格PCがお目見え
一方、インテルも同日、副社長のショーン・マローニ(Sean Maloney)氏が基調講演を行なった。45nmプロセスで製造される次世代CPUに関する情報を期待していたが、“IDF”などですでに発表されている内容が多く、特に収穫になるような情報はなかった。
意外にも、本講演で目玉となったのは、ASUSTeKと共同開発しているというパームトップ型PC「Eee PC」だった。ASUSTeKの最高経営責任者Jonney Shih氏が壇上に上がり披露したそのPCは、同氏曰く「世界一簡単で低価格なPC」とのこと。名前の“Eee”は、“easy to learn”“easy to play”“easy to work”という3つの“easy”から付けたという。詳細なスペックこそ公表されなかったが、「199ドルで販売する」とJonney Shih氏が宣言すると、会場からは「Ohhh」という歓声が一斉に沸き起こった。

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