メンヘラテクノロジーの高桑蘭佳です。
経営学者のピーター・F・ドラッカーが提唱した企業の理念や方針を構成する「ミッション(Mission)」「ビジョン(Vision)」「バリュー(Value)」というフレームワークがあります。
ミッションは「わが社が社会で実現したいこと」、ビジョンは「わが社のミッションが実現した時の状態」、バリューは「大切にする価値観や行動指針」と定義されています(※1)。
現在、メンヘラテクノロジーの夢として「幸せに病める世界をつくる」ことを掲げています。強いて当てはめるならミッションになるんだろうか……?という程度で捉えていました。一緒に働いてくれるメンバーはこの夢に強く共感してくれている一方、抽象度が高すぎることもあり、解釈が分かれてしまうこともありました。
そこで、2021年11月頃から社内でチームを作り、UI/UXデザイナーのmakiちゃんを中心にビジョンづくりをしました。
makiちゃんプロフィール
千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科4年生。メンヘラテクノロジーではUI/UXデザインを担当。
単純にビジョンとして言葉を定めるだけではなく、2泊3日の合宿をして、いまのメンヘラテクノロジーを取り巻く状況や将来的な事業展開についてチームメンバーで考えました。その結果、普段私が一人では気づけないことが見つけられたり、改めて「メンヘラ」について深く考えたりできました。
今回は、ビジョンづくりでどんなことに取り組んだのかを紹介できればと思います。
(※1)山下淳一郎『ドラッカー5つの質問』より引用
この連載の記事
- 第319回 歌声合成ソフト「UTAU」でオリジナルキャラを歌わせてみた
- 第318回 DTM勢がAIで作曲したら、AIの得意分野と苦手分野が見えてきた
- 第317回 ものづくり版コミケ「Makerフェア」2024年は面白かった。出展者の世代交代もなされているように見えた
- 第315回 0歳児、いつから保育園に? 女性の働き方、とことん考えてみました
- 第315回 推しの細胞がついた指輪を作ってもらった
- 第314回 おしゃれすぎるファン付きウェアを買って重要な問題に気付いた
- 第313回 0歳児がいながら、働く。ベストなやり方は?
- 第312回 パートナーの反対で転職できない問題
- 第311回 YouTubeの再生を止めないために画面を自動でタップする機械を作った
- 第310回 地方に移住したいが、東京にとどまるべきか
- この連載の一覧へ