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週替わりギークス 第116回

社内副業は「好きなこと“も”仕事にする」文脈では大いにアリ

副業は「社内」と「社外」どっちがいい?

2019年03月19日 17時00分更新

文● 正能茉優 編集 ●上代瑠偉/ASCII

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 皆さん、こんにちは。ソニーで働きながら、学生時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長としても働く正能茉優です。母校・慶應義塾大学の特任助教もしているので、ここ1年ほどは「メーカー正社員」「ベンチャー社長」「大学助教」と3つの仕事をしています。

 この連載では、副業の醍醐味でもある「ベースとなる本業を続けながら、好きなこと“も”仕事にする方法」を模索中。日々食べるためのお金は本業で稼ぐことを前提に、副業としてどう新しい仕事に見つけ、どう楽しみながら稼いでいくのか? どう自分の可能性を広げていくのか? を考えています。

 今回のテーマは「どうして、あえて違う組織・会社でやるのか?」です。

社内副業は「好きなこと“も”仕事にする」文脈では大いにアリ

 新卒で入った広告代理店からソニーに転職し、あっという間に2年が過ぎました。少しずつ社内に知り合いや仲のいい人、お世話になる先輩が増えています。それにともない、そういった人たちとのご縁で、いわゆる「主務」の企画業務以外にも関わる社内プロジェクトが徐々に増えてきた、そんなソニー3年目です。

 これまで私は「お給料相当の業務は120%の結果が出るように関わるけれど、必要以上に会社で働かない」と決めていました。しかし、社内プロジェクトに関わって驚いたのは複数の組織を「副属」や「兼務」という形でまたいで、幅広い業務に取り組む人の多さでした。とくに、明確な利益を短期的には生み出しにくいプロジェクトは、主務で取り組める人はそう多くありません。主務できちんと稼ぎ、中長期的なことには兼務や副属などの社内の別プロジェクトで取り組むわけです。

 社外にも主務・兼務の2ヵ所にとどまらず、3つ4つと組織を兼務して好きなことや、気になることに社内でどんどんチャレンジしている人たちがいると知りました。

 こうした人たちを間近で見たり、自分もその立場を少しばかり味わってみたりすることで、自分の好きなことや、やってみたいことに「社内副業」で取り組むのも、「好きなこと“も”仕事にする」文脈では大いにアリだなあと思うんです。

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