前回の記事では、赤外線センサーで人などが動くとFacebook Messengerに通知が来るという装置を作った。しかし完成したものは、養生テープで基板と基板をくっつけた不安定なものだった。見た目も悪い。
そこで、前回の赤外線センサー基板をArduinoのシールドにする。シールド基板を起こして、シンプルで安定したものにするのが目標だ。
前回作ったものを利用してどう改造するかを考える。
不要な回路を選ぶ
まずはリレーを使わないことを考えた。リレーを使わなければ、9V電源を取らなくてもすむからだ。そうすればLP324NもICM7555も5V駆動なので、Arduinoから出力された5Vで電源を取れるかもしれない。
次に、ICM7555(汎用タイマー)を使わないことを考えた。ICM7555は、CdS(明るさセンサー)を動作させるために使われていると思われる。
前回は暗いところのみで動作する基板を作ったが、今回は明るいところでも動作する基板を作りたい。ICM7555は必要ないと思われるのだ。
そこで、ICM7555とそれ以降の回路と、9Vから5Vに変圧しているS81350(三端子レギュレーター)を取り除き、LP324N(IC)と周辺回路のみ活用することを考えた。
ICM7555のデータシートを確認した。

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