2018年はライブ配信において「リアルタイムな美顔・美肌」が当たり前のようになる一方で、美顔・美肌を求める時代だからこそ「バーチャルYouTuberのような形がライブ配信でも生まれるのかも」ということを第75回記事で挙げました。
自分撮りのライブ配信(ライブセルフィー)を得意としない、あえて「顔を出したくない」「少し隠したい」人へのニーズにも応えるようなものとして、これまでのライブ配信で利用されてきたのは、静止画を配置してライブ配信をするいわゆる「ラジオ配信」の機能や、画面をモノクロやセピア色などに変えることができる「フィルタ」、顔を認識して頭に動物の耳をつけたり、ヒゲをつけたりすることができる「(AR)スタンプ」の機能です。
さらに、これらに加わるものとして、将来的に自分自身が画面に映らなくても擬似的・仮想的なキャラクター(アバター)が代わりに前面へ出てくれるようなライブ配信の機能も、個人における多種多様なライブ配信として、配信者も視聴者も楽しめる新しいコミュニケーションの形がスマートフォンで実現されるのかもしれません。
そんななか、いま話題となっている「バーチャルYouTuber」のように、スマートフォンのライブ配信で実現可能となる「バーチャルライバー(配信者)」が早速生まれそうです。
この連載の記事
- 第117回 ニコニコとAbemaTV協業 アベマ側へのメリットは何?
- 第116回 LINE LIVEは中高生がスマホ1台でライブ配信できる世界を作った
- 第115回 サイバーエージェントのライブ配信が事実上サービス終了へ
- 第114回 ニコニコの止まらぬプレミアム会員減少 だからこそ新事業の成長に注目
- 第113回 ゲーム実況者におすすめの機材 ローランドの新ビデオミキサー
- 第112回 約7万円のライブ配信機材「Liveshell X」が絶対的にオススメな理由
- 第111回 ライブ配信で万引き減った弁当店から考える「生中継カメラ」の絶大な効果
- 第110回 ローランドの新製品には現場の人が求める機能が搭載されている
- 第109回 世界のゲーム実況が集う「Twitch」が日本でメジャーになるために必要なこと
- 第108回 Twitterのライブ配信機能は企業から敬遠されていた
- この連載の一覧へ